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記憶術を勉強法に取り入れることで、暗記の効率は大幅に向上します。
しかし、ただ「イメージする」とか「語呂合わせを作る」だけでは、本当の効果は発揮されないんですね。
大切なのは、
・なぜ記憶術が効くのかを理解する
・教科ごとに使い分ける
・正しい手順で活用する
ということなんですね。記憶術は、適切に使わなければ効果は半減してしまいます。
そこでこの記事では、
・記憶術がなぜ勉強に有効なのか
・具体的な活用方法
・失敗しないコツ
を体系的に解説します。
記憶術勉強法とは何か?本質を理解する
そもそも記憶術とは、主にイメージを使った「記憶の技術」なんですね。
一般的に「記憶術」と聞くと、「語呂合わせ」を思い浮かべる方が多いかもしれませんね。確かに語呂合わせも記憶術の一種です。
しかし、記憶術の本質はそれだけではないんですね。
記憶術とは脳が覚えやすいように情報を加工する「情報変換技術」になります。つまり、
文字や数字といった抽象情報を「脳が覚えやすい情報に変換する技術」
これが記憶術になります。
脳はイメージ・空間・感情を覚えやすい
ところで人間の脳は、
・抽象情報(文字)
より
・具体情報(イメージ・空間・感情)
を優先的に、しかも長期にわたって記憶する特徴があります。⇒【論文】画像優位性効果(Picture Superiority Effect: PSE)
このことは「画像優位性効果」と呼ばれ、文字よりも画像の方が記憶に残りやすい現象です。
記憶術は、この脳の現象をシステムにして活用しています。つまり、
文字 → イメージへ変換する行為(イメージ化して長期記憶にする)
これこそが、記憶術の本質になります。
連想力【イメージ記憶法】~記憶術の基本
イメージ連結法記憶術~誰でもイメージで覚えられる究極の記憶法
記憶の仕組みを知ることが第一歩
また記憶術を正しく使うためには、「記憶の仕組み」を理解することも重要です。
人間の記憶は、
① 感覚記憶
② 短期記憶
③ 長期記憶
という流れで保存されます。⇒【論文】多重貯蔵モデル (Multi-Store Model: Atkinson & Shiffrin, 1968)
一般的な勉強法
で、一般的な勉強法は「繰り返し読む」「何度も書く」といった反復学習によって短期記憶を強化します。
しかし、短期記憶は消えやすい性質を持っているんですね。
そのため「覚えたはずなのに忘れてしまう」という現象が起きがち・・・。
心当たりがある人も多いですよね。
文字情報を覚えようとすると、脳機能的にどうしても「短期記憶」になってしまうわけなんですね。
記憶術勉強法
一方、記憶術を使った勉強法では、
・イメージ(ストーリー)
・場所(空間情報)
・感情
を使って、情報を長期記憶に入りやすい形へ変換します。
脳は「意味のない情報」よりも、「具体的で印象的な情報」を優先して保存します。
これを実現するのが記憶術。覚えたことが短期記憶ではなく長期記憶になります。
これが理由で、記憶術が勉強法として強いと言われています。
なぜ普通の勉強法では限界があるのか
ところで、なぜ一般的な勉強法では限界があるのでしょうか?
またなぜ記憶術を使った勉強法がおすすめなのでしょうか。
このことは以下にご説明しますが、「量の勉強」から「質の勉強」への転換になるからです。
反復中心の暗記法は「量」に依存している
結局、通常の暗記法は、
・読む
・書く
・繰り返す
という「量」に依存しているんですね。量とは反復学習です。
なのでこの勉強法は「量の勉強」になります。
確かに反復は重要です。
しかし、反復学習は、上記でご説明した通りで短期記憶になります。忘れやすくなります。
短期記憶は消えやすいという問題
短期記憶は約20〜30秒で消え始めるといわれています。
そのため、何度も何度も繰り返す必要が出てきます。
大量記憶法という効率的な反復学習方法も考案されていますが、それでも繰り返し覚える必要があります。厳密にいえば効率が悪い方法ともいえます。
記憶術は「長期記憶」に直接アプローチする
ところが、記憶術は
・強烈なイメージ
・空間情報
・感情
を利用することで、長期記憶しやすくなります。
反復が非常に少ない学習ですので「質の勉強」といえます。
量の勉強から「質の勉強」へ
つまり、
量の勉強(普通の勉強) → 質の勉強(記憶術による勉強)
へシフトする方法が、記憶術勉強法ということになります。
通常の勉強法との決定的な違い
通常の勉強法と記憶術を比較すると、次のような違いがあります。
| 比較項目 | 通常の暗記 | 記憶術 |
|---|---|---|
| 方法 | 反復 | イメージ化 |
| 定着率 | 低〜中(短期記憶) | 高(長期記憶) |
| 楽しさ | 低い | 高い |
| 応用力 | 弱い | 強い |
結局、同じ1時間の学習時間でも、ただ10回読む勉強と、イメージ化して覚える勉強では、定着率に差が出てきます。
これが、「記憶術 勉強法」をおすすめしている理由です。
【まとめ】
- 通常の勉強法
⇒「量」で覚える(短期記憶&反復学習) - 記憶術による勉強法
⇒「質」で覚える(長期記憶&イメージ)
勉強法で役立つ8つの記憶術
記憶術には多くの種類・テクニックがあります。こちらで全ての記憶術を解説しています。
けれども学習上、役立つ記憶術は次の8種類に集約されてきます。それは、
- 場所法・・・「記憶の宮殿」と関連付けて覚える最高レベルのテクニック。
- ユダヤ式記憶術・・・「生命の樹」というテンプレを使って知識を体系化して覚える最新の記憶術。
- ストーリー法・・・覚えたい事柄をストーリーにして覚える記憶術。
- メモリーツリー記憶術・・・マインドマップにして覚える記憶術。
- 変換法・・・抽象的・覚えにくい言葉を置き換える(変換する)テクニック。
- ペグ法・・・「数字」の暗記に使う。
- 語呂合わせ・・・頭文字や用語の一つを取り出して数珠つなぎの語呂にして覚えるやり方。
- イメージ連結法・・・すべての記憶術を使いこなすことができる究極かつ基礎的な記憶術。
これら8種類の記憶術です。普段の学習から各種の試験勉強に大変役立ちます。他の人には隠しておきたい秘密のテクニックとして思うようになるかもしれません。
ちなみにこれらの記憶術は、こちらで整理して解説しています。ぜひお読みいただければと思います。
記憶術を使った勉強法【教科別完全解説】
ここからは、実際にどう使うかをポイントをご説明いたします。
法律系資格試験
法律系の資格試験の学習に役立つ記憶術は、こちらの「資格試験合格におすすめの記憶術8種類」で説明している通りで、ユダヤ式、イメージ連結、場所法、語呂合わせ、ストーリー法、ペグ法、メモリーツリー、変換法の8種類の記憶術が役に立ちます。
法律の要点を覚える際には、簡単でありながら効果の高い「イメージ連結法+場所法」を使ったやり方は大量暗記にも役に立ちます。
ちなみにイメージ連結法は、吉永式記憶術でくわしく教えています。
吉永式記憶術とは?究極の記憶術「イメージ連結法」を教える資格試験にも強い記憶術
宅建
宅建は「条文理解+数字暗記+列挙整理」が混在する試験です。
権利関係は因果関係で整理し、法令上の制限は数字を正確に覚える必要があります。
そのため体系型(ユダヤ式・マインドマップ)+順序型(場所法・ペグ法)+数字型(語呂・絵コンテ)の併用が非常に相性が良い資格です。
記憶術を使った宅建試験の勉強法については、こちらの記事でくわしくご説明しています。
宅建には8種類の記憶術がおすすめ!
【宅建】35条書面(重要事項説明書)の覚え方~場所法なら1日で暗記できる!
大量記憶法のやり方はカンタン!宅建などの資格試験に役立つ!
行政書士
行政書士は法令の理解度が合否を分ける試験です。単なる暗記では通用せず、制度の構造・要件→効果のロジック理解が必須になります。
ユダヤ式・ストーリー法・マインドマップで体系化し、ペグ法や頭文字法で列挙対策を行うのが効果的です。
記憶術を使った行政書士試験の勉強法については、こちらの記事でくわしくご説明しています。
行政書士試験に記憶術がおすすめの知られざる理由とは?
行政書士試験が難しい・覚えられない・受かる気がしない人の4つの原因と解決策
行政書士試験に合格する勉強時間は350時間~独学1000時間だった
行政書士試験の独学の新常識!勉強法を一新する!
社労士
社労士は制度数が非常に多く、数字規定も多い試験です。
保険制度の流れをストーリー化し、制度ごとの要件をマインドマップで整理。さらに保険料率・期間規定は語呂や変換法で固定するのが鉄板戦略です。
- ストーリー法:保険制度の仕組み(流れ)を理解+暗記
- 場所法:制度の要件・手続きを順序で整理
- イメージ連結法:制度構造・用語の関連を連結
- 語呂合わせ:保険料率・期間規定など数字の暗記
- ペグ法:制度のリスト暗記・順番暗記(抜け漏れ防止)
- ユダヤ式記憶術:制度の背景・関係性を整理して長期定着
- マインドマップ記憶法:保険制度・要件を体系整理
- 変換法記憶術:数値・制度を図解化/モデル化して覚える
- 頭文字法:要件・例外・手続きの列挙を圧縮
司法書士
司法書士は超体系型試験です。条文・判例・法理の深い理解が求められます。
ユダヤ式やマインドマップで法体系を完全に構造化し、条文順序はペグ法、列挙論点は頭文字法で抜け漏れを防ぐのが有効です。
暗記量も膨大なため、順序管理型の記憶術との相性が抜群です。
記憶術を使った司法書士試験の勉強法については、こちらの記事でくわしくご説明しています。
司法書士試験合格なら9種類の記憶術がおすすめ!
司法書士試験の独学ならオートマがおすすめ!
公務員試験
公務員試験は科目数が多く、広範囲型の試験です。法律・政治・経済・社会などを横断的に整理する必要があります。
ユダヤ式・マインドマップで俯瞰し、場所法やペグ法で条文構造を管理。短期暗記パートは語呂・頭文字法で補強します。
- マインドマップ記憶法:制度・仕組みを俯瞰して整理
- イメージ連結法:知識同士のつながりを連結して想起
- ペグ法:憲法・行政法などの条文構造(順番)暗記
- ユダヤ式記憶術:公民・法律系知識を体系化
- 変換法記憶術:公式・図解化で理解+定着
- 頭文字法:論点チェック(列挙)を圧縮して抜け漏れ防止
FP(ファイナンシャルプランナー)
FPは金融・税制・保険・相続など“実務知識の整理型”試験です。
制度のつながりを理解する必要があるため、ユダヤ式やマインドマップが有効です。
税率・控除額などは語呂合わせや変換法でピンポイント暗記すると安定します。
- ストーリー法:資金の流れ・制度理解を「流れ」で覚える
- マインドマップ記憶法:制度・金融商品・税制を体系整理
- 変換法記憶術:税・金融商品を概念モデルで整理
- 語呂合わせ:数字・期間などのピンポイント暗記
- 頭文字法:要点の列挙を圧縮して即答力を上げる
- ユダヤ式記憶術:金融制度・相互関係を整理して長期定着
看護師国家試験(医療・看護系)
看護師国家試験は病態→原因→処置の流れ理解型です。
ストーリー法やイメージ連結法で病態進行を覚え、解剖・分類などの大量暗記は場所法やペグ法で管理。症状セットは頭文字法で圧縮すると抜け漏れが減ります。
- ユダヤ式記憶術:疾患背景・因果関係と処置ロジックを整理
- イメージ連結法:病態→原因→処置の流れを連結して想起
- 場所法:解剖名称・疾患分類・薬理作用など大量暗記を配置
- ストーリー法:病態の進行過程を物語化して理解+暗記
- ペグ法:症状分類・優先順位などの順番暗記
- マインドマップ記憶法:疾患・症状・処置の関連を体系化
- 変換法記憶術:生理機能・プロセスを図式化して定着
- 頭文字法:症状・原因・対応のセットを圧縮して抜け漏れ防止
薬剤師国家試験
薬剤師国家試験は作用機序・分類・数値基準の精密暗記型です。
マインドマップで分類体系を整理し、作用機序は変換法で図式化。数値や分類順は語呂・場所法・頭文字法で固定すると効率的です。
- 語呂合わせ:数値基準・分類などピンポイント暗記
- 場所法:薬理作用・分類・関連用語の大量暗記を配置
- マインドマップ記憶法:分類体系・作用機序の関係を整理
- 変換法記憶術:作用機序・単位などを図/モデルに変換して定着
- 頭文字法:適応・副作用など列挙項目の圧縮
中小企業診断士
診断士は理解重視の思考型試験です。
経営理論やフレームワークをストーリー法やユダヤ式で整理し、マインドマップで全体像を構築。SWOTや3Cなどの要素列挙は頭文字法で圧縮すると即答力が上がります。
- ストーリー法:経営理論を「理解しながら覚える」
- マインドマップ記憶法:関連知識を体系化して全体像を作る
- ユダヤ式記憶術:概念同士の関係性を整理して長期定着
- 頭文字法:フレームワークの要素列挙を圧縮
英検・TOEIC(語学系資格)
語学系資格は語彙量と瞬間想起力が勝負です。
イメージ連結法や場所法で大量暗記し、絵コンテ法で「即答単語」を作成。文法整理はマインドマップ、頻出語はペグ法管理が有効です。
- イメージ連結法:語彙・フレーズを連結して大量暗記
- 場所法:熟語・重要表現を整理して覚える
- 変換法記憶術:語彙・熟語・文法構造を変換して定着
- 語呂合わせ:紛らわしい単語の区別などピンポイント暗記
- 絵コンテ法:英単語を「ダジャレ+ワンシーン」で即答化
- 頭文字法:文法チェック項目を圧縮してミスを減らす
建築・設備系資格/不動産系資格
これらは数値基準・規定暗記型の試験です。
特に基準値や距離・面積などは絵コンテ法や語呂合わせが強力。チェック項目は頭文字法、分類整理は場所法で管理すると安定します。
- 絵コンテ法:基準値・規定・数値ルールを“ワンシーン化”して即答
- 語呂合わせ:数値・割合・期間などの暗記
- 頭文字法:チェック項目・手順・列挙を圧縮
- 場所法:規定の分類・順序を配置して整理
歴史(日本史・世界史/年号・人物)
歴史は「流れ・因果関係・年号暗記」の三本柱の科目です。
出来事を点で覚えると忘れやすいため、ストーリー法やユダヤ式で背景と結びつけることがおすすめです。
年号は語呂合わせ、文化史や条約の並びはペグ法、ユダヤ式、時代配置は場所法、ユダヤ式が有効。
体系整理にはマインドマップを併用すると、長期記憶に定着しやすくなります。
歴史の学習で、どの記憶術を使えばよいかは、こちらの記事でくわしく解説しています。ぜひお読みになってみてください。
記憶術で日本史・世界史・歴史を覚える8つの方法完全解説!
歴史の記憶術(松平勝男)は歴史能力検定参考書にも超おすすめな4つの理由
ユダヤ式で歴史を覚える方法は、ユダヤ式のマニュアルに載っています。
年号を覚える事例
使用事例:語呂合わせ+ストーリー法
ここでは年号を覚えるにあたって、語呂合わせで短く圧縮し、ストーリー法で映像(場面)にして定着させるハイブリッドなやり方をご紹介します。
「語呂だけ」より、人物・場所・感情を入れてストーリー化するほうが、いっそうイメージが強くなり記憶に残ります。
事例 1868年(明治維新)
たとえば、明治維新が起きた1868年を、このやり方で覚えてみましょう。
Step① 語呂合わせ
1868 → 「いや、無礼(ぶれい)」
1=い / 8=や / 6=む / 8=れ(い)
→ 「いや、無礼!」
Step② ストーリー化する(舞台=江戸城)
舞台は江戸城。徳川幕府の家臣が、新政府軍に向かって怒鳴る、「いや! 無礼だ!」。その瞬間、西郷隆盛と大久保利通が登場、「これからは明治の時代だ」。江戸城の旗が下ろされ、新しい『明治』の旗が上がる。
「いや、無礼!」 → 1868 → 明治維新
英語(英単語・熟語・文法・長文)
英語は語彙量と瞬間想起力が勝負です。
英単語はイメージ連結法や絵コンテ法で強烈に記憶。
文法は変換法でチャート化し、マインドマップで関連整理。
長文はストーリー法で流れを掴むと理解が安定します。
単語暗記は場所法やペグ法で管理すると抜け漏れが減ります。
- イメージ連結法:単語・用法を映像で連結して大量暗記
- 場所法:接頭語・接尾語などを配置して整理(絵コンテ併用も可)
- ストーリー法:単語を物語に組み込み、長文内容を整理・要約
- 変換法記憶術:語源・語呂・イメージに変換/文法をチャート化
- 頭文字法:文法の観点・注意点のチェックリストを圧縮
- 語呂合わせ:紛らわしい単語の区別などピンポイント暗記
- 絵コンテ法:英単語を「ダジャレ+ワンシーン」で一問一答化
- マインドマップ記憶法:関連語・用法の広がりをツリーで整理
⇒記憶術による英語学習
⇒記憶術で英会話を学ぶ
⇒記憶術で英単語を覚える
英単語を覚える事例
場所法+イメージ連結法のハイブリッドなやり方で英単語を覚えてみましょう。
英単語:①abandon(捨てる)、②explode(爆発する)、③privilege(特権)
記憶の宮殿:①部屋、②リビング、③玄関
① abandon(捨てる)
部屋(記憶の宮殿)のベッドの上に巨大なバナナがドーン!
「こんなの邪魔すぎる!」と叫びながら、窓から投げ捨てる。下でドシャッと潰れて、甘い匂いが充満して最悪・・・!
→ abandon=捨てる
例② explode(爆発する)
リビング(記憶の宮殿)で、目の前でX(エックス)の形をした巨大な爆弾が、プロレスラーに投げられて「ドーーーン!!」と大爆発!轟音で耳鳴りがして、熱風で吹き飛ばされる。体が焦げそうで恐怖、心臓バクバク。
→ explode=爆発する
→ 驚き+恐怖+音+動き = 忘れにくい
例③:privilege(特権)
玄関(記憶の宮殿)で、「プリンはレジ通らない特権!」と王様が叫んでいる。
privilege
→ プリ・ヴィ・レッジ
→ プリン、レジ(通らない)
王様が言う:「このプリンはタダだ。俺には特権がある!」
レジを通らない=特別扱い
→特権
化学
化学は反応の流れ+分類+数値暗記が混在する科目です。
反応経路はイメージ連結法、体系整理はマインドマップが有効。
元素記号や分類名は語呂合わせで補強。
周期表やイオン化傾向はペグ法が強力です。
変換法で図式化すると理解と暗記が同時に進みます。
- ユダヤ式記憶術:反応・概念のつながりを整理しながら覚える
- イメージ連結法:反応経路や作用の流れを連想イメージで連結
- 場所法:反応の順序や分類を場所に割り当てて整理
- 語呂合わせ:元素記号・化学式・分類名などの単発暗記に強い
- ペグ法:周期表・イオン化傾向など「並び暗記」に強い
- マインドマップ記憶法:反応体系・分類をツリーで俯瞰しながら定着
- 変換法記憶術:反応式を語呂・図式に変換/概念をモデル化
- 頭文字法:規則・注意点の列挙を短い合言葉にする
- 絵コンテ法:用語・分類・基準値を「絵+ダジャレ」で固定
化学式を覚える事例
使用事例:イメージ連結法
理科系は「そのまま覚える」と難しいですが、キャラ化+物語化にすると覚えやすくなります。
ポイントは、元素・用語をキャラクターにすることです。
例:NaCl(塩化ナトリウム)
Na → ナース(Nurse)
Cl → クラウン(王冠)
ナース(Na)が、
クラウン(Cl)をかぶった王様と結婚する。
→ Na と Cl が結びつく
→ NaCl(塩)完成
物理
物理は理解中心科目です。
公式の意味を変換法でモデル化することで、暗記ではなく理解型に変わります。
定数や覚えにくい公式のみ語呂合わせで補強するのが効果的。
基本は「理解優先+ピンポイント暗記」の戦略が合います。
- 変換法記憶術:法則・単位変換をイメージやモデルにして理解+定着
- 語呂合わせ:覚えにくい定数・公式をピンポイントで補強
生物・地学
生物・地学は分類とプロセス理解の科目です。
代謝経路や進化の流れはストーリー法・イメージ連結法で整理。
門・綱・目などの分類暗記は場所法やペグ法が効果的です。
図やモデルに変換する変換法を使うと、丸暗記ではなく理解型暗記に変わります。
- ユダヤ式記憶術:仕組み・因果関係をロジックで整理して定着
- イメージ連結法:反応・作用の流れ、分類・機能をつなげて覚える
- 場所法:分類(門・綱・目など)や器官名を順番付きで配置
- 語呂合わせ:分類順・ホルモン名など“単発暗記”を強化
- ストーリー法:代謝経路、体内の働き、進化・生態のつながりを物語化
- ペグ法:分類・ランキング暗記など「順番+数が多い」暗記に強い
- マインドマップ記憶法:分類体系・原因→結果を枝葉で整理
- 変換法記憶術:プロセスや器官機能を図・モデルに変換して覚える
- 頭文字法:分類の列挙、チェック項目を圧縮して抜け漏れ防止
- 絵コンテ法:用語・分類名・基準値を一問一答で思い出せる形にする
数学
数学は思考科目ですが、公式暗記は必須です。
公式はストーリー法や変換法で意味づけして覚えると定着します。
三角比や定数は語呂合わせで補強。
場所法は思考問題自体には不向きですが、公式整理用ツールとしては活用可能です。
- 変換法記憶術:公式・証明手順を語呂や図に変換/記号関係をイメージ化
- 語呂合わせ:公式・三角比など「単発暗記」を強化
- 場所法:思考問題自体は不向きだが、公式暗記には活用可能
二次方程式の解の公式を覚える事例
二次方程式の解の公式をストーリー法で覚えてみましょう。
数学の公式は「暗唱」よりも、順番がそのまま思い出せる物語にすると強いです。特に長い式・並びが命の公式は、ストーリー化が相性抜群です。

二次方程式の解の公式は、ただ暗唱するよりも、冒険物語にして覚えると記憶に残りやすくなります。
魔王ビービー(−b)、分かれ道プラマイ(±)、森の道:ルート(√)、バー(b²)っと火を吹くドラゴン、守衛ちゃん(−4ac)の戦い、二人のエース(2a)。
X王子は、
① −b:魔王ビービーを倒し
② ±:分かれ道を進み
③ √:森の道に入り
④ b²:バーっと火を吹くドラゴンに対して
⑤ −4ac:守衛ちゃんと一緒に戦って
⑥ 2a:二人のエースを脱出させる
こうして物語にすると、式の順番も自然に復元できるようになります。
地理
地理はランキング・統計・地域特徴の暗記型科目です。
国名と特産品はイメージ連結法で関連付け。
都道府県や国の配置は場所法が効果的。
ランキング暗記はペグ法、統計数値は語呂や絵コンテ法で固定すると安定します。
- イメージ連結法:国名・特産品・資源を関連付けて記憶(ランキングにも強い)
- 場所法:都道府県データや各国特徴を“場所に配置”して覚える
- 語呂合わせ:農産物ランキング、河川・山脈・特産品をピンポイント暗記
- ペグ法:国名・都市名・農産物の順位など「ランキング暗記」に強い
- マインドマップ記憶法:統計・地理情報を関連性で体系化
- 変換法記憶術:地名・用語を語呂や図で整理/位置関係を視覚化
- 頭文字法:地域の特徴(列挙)を圧縮して抜け漏れ防止
- 絵コンテ法:統計・ランキングなどを「絵+ダジャレ」で短期定着
公民・政治経済
公民は制度理解型科目です。
ユダヤ式やマインドマップで構造を整理し、
政策や経済循環はストーリー法で流れを覚えると強いです。
列挙事項は頭文字法で圧縮すると、試験本番での即答力が上がります。
- ユダヤ式記憶術:制度・概念の相互関係を整理して長期定着
- ストーリー法:政策の流れ、経済循環を「流れ」で理解+暗記
- マインドマップ記憶法:制度・統計・仕組みを俯瞰しながら整理
- イメージ連結法:論点同士を関連付け、因果で連結して想起しやすくする
- 変換法記憶術:概念を図・概念モデルに変換して覚える
- 頭文字法:制度の構成要素・チェック項目を圧縮
古文単語
古文単語は多義語・類義語の区別がポイントです。
ストーリー法で場面化し、イメージ連結法で大量暗記。
頻出順管理はペグ法、関連整理はマインドマップが有効。
語呂や変換法で意味を固定すると忘れにくくなります。
- イメージ連結法:単語同士を映像で連結して大量暗記
- ストーリー法:多義語・類義語を“登場人物/場面”で区別
- ペグ法:頻出単語トップ100など「順番暗記」に強い
- マインドマップ記憶法:関連語・用法・例文をツリーで整理
- 変換法記憶術:語呂やイメージに変換して定着
記憶術勉強法を成功させる5ステップ
記憶術を使った勉強法には、効率を高めうまくゆくやり方があります。それは次の5つのステップです。
- STEP1:覚える情報を具体化・体系化する
- STEP2:教科に合わせた記憶術を選ぶ
- STEP3:イメージを強烈にする
- STEP4:24時間以内に復習
- STEP5:アウトプットで定着させる
記憶術勉強法を成功させる5ステップを、以下、ご説明いたします。
STEP1:覚える情報を具体化・体系化する
「覚える情報を具体化・体系化する」とはどういうことかといいますと、要するに記憶術を使う前の「下準備」作業をいいます。
記憶術を使って覚えるにあたって、覚えたいことを
- 覚えたい情報を具体的(チャンク化・細分化)にする
⇒覚えたいことをチャンク化(細分化)して具体的な物事に変換する - 覚えようとする情報を整理して関連付けて体系化する
⇒覚えようとする知識を整理し、関連付けて体系化する
といった下準備をしておくと、スムースかつスピーディーに覚えていくことができるようになります。いわゆる「段取り」ですね。
STEP2:教科に合わせた記憶術を選ぶ
教科に合わせた記憶術を選ぶとは、言い換えると、記憶術には得意・不得意の科目・ジャンルがあるということですね。
たとえば「全部、場所法で覚えない」ということです。教科によって向き不向きがあるからですね。
「教科によって記憶術を使い分ける」という姿勢も大切です。
記憶術を使った学習においては、
- 科目によって記憶術を使い分ける
- 記憶術を使わなくてもよい科目には使わない
といった使い方も大事です。具体的なことはこちらの記事でも書いています。
⇒資格試験に記憶術
⇒40代50代は記憶術
⇒高校受験の記憶術
⇒大学受験の記憶術
ちなみに学校の受験や資格取得試験で役立つ記憶術は冒頭で挙げた8種類になります。
- 場所法・・・「記憶の宮殿」を使った記憶の宮殿。
- ユダヤ式記憶術・・・「生命の樹」を使った記憶術。
- ストーリー法・・・物語を作って覚える記憶術。
- メモリーツリー記憶術・・・マインドマップにして覚える記憶術。
- 変換法・・・覚えにくいことを何かに変換して覚える記憶術。
- 語呂合わせ・・・ダジャレ感覚で覚える記憶術。
- ペグ法・・・数字を覚える記憶術。
- イメージ連結法・・・すべての記憶術の土台ともなる究極の記憶術。
STEP3:イメージは強烈にする
記憶術の80%はイメージ型になります。
記憶術で「イメージ」する場合、刺激のある驚くようようなイメージにする必要があります。なぜならこれが長期記憶になるからですね。
巨大・異常巨大・異常、オーバーな動き、あり得ない音にします。大きく動かして、強烈な感情をかき立てるようにします。
記憶術では「イメージ化」が基本ですが、実は――普通のイメージでは、ほとんど記憶に残りません。
なぜなら、脳は「日常的な映像」を重要情報として扱わないからです。つまり、記憶に残りにくいからです。
記憶術勉強法を成功させるためには「記憶に残るイメージ化」が大切です。
感情と記憶との深い関係
ちなみに「感情」と「記憶」とは密接な関係があります。
記憶に関する重要な脳の部位は「海馬」といわれています。で、「海馬」のすぐ近くに感情を司る「扁桃体」があります。
「扁桃体」に入った感情は「海馬」に作用して、「記憶する・しない」に影響を及ぼすといいます。つまり、
・海馬・・・記憶を司る
・扁桃体・・・感情を司る
ということですね。「記憶に感情は関係している」ということです。刺激的な感情を喚起するイメージングこそ「記憶術の要」です。
ちなみに扁桃体をうまく刺激することで、ワクワクな気分(これをヴィゴラス状態といいます)にさせることもできます。
ですので記憶術を成功術に応用して教えている先生もいるくらいです。⇒吉永式記憶術
STEP4:24時間以内に復習
記憶術勉強法を成功させる4つ目は、「24時間以内に復習する」ということです。
これは、エビングハウスの忘却曲線を意識した復習タイミングのことですね。
データでは、
・20分後:約40%忘れる
・1時間後:約50%忘れる
・1日後:約70%忘れる
と言われています。

忘却はどうしても起きる
「忘却」はどうしても起きます。
そこで、
・記憶術で強く刻み
・24時間以内に復習して固定する
という、このセットが最強になるんですね。
記憶術で覚えても24時間以内に復習(簡単かつ効率的な復習)をすることで、確実に長期記憶になります。
STEP5:アウトプットで定着させる
記憶術勉強法を成功させる5つ目は、「アウトプットをする」ということですね。
アウトプットでおすすめなのは「声に出す」「書く」「人に話す」ですね。これらは「運動性記憶」となり、忘れにくくなる記憶になります。
記憶は使うことでより強固になります。より強く記憶に刻み込まれるようになります。アウトプットは、それを促す実践ですね。
1.声に出しながら覚える
「声に出しながら覚える」ことは「運動性記憶」といわれ、昔から推奨されています。
聴覚が発達している人(耳から聞いたほうが覚えやすい人)は、声に出して覚える方法がおすすめです。
「リズム」や「節回し」を付けるのもおすすめです。歌が忘れにくいのは、リズムとメロディーがあるからですね。
ちなみに「語呂合わせ」は、秀逸な「リズム」と「節回し」のある語呂合わせのほうが長期記憶になります。
ちなみに、リズムと節回しを活用して長文を覚える「論文式試験専用記憶術」というのもあります。
論文式試験専用記憶術ってどうなの?~購入者レビュー・ネタバレ・評価
こちらは有料の記憶術教材ですが、リズムや節回しを取り入れて覚えるのも記憶に残るやり方になります。
2.書きながら覚える
「書きながら覚える」ことも「運動性記憶」になります。書きながら勉強することも昔から推奨されていますね。
最近はスマホやパソコンを使ってワープロ化することが増えていますが、やはり実際に手を動かして「手書き」したほうが記憶に残りやすくなります。
ちなみに記憶術の世界チャンピオンにもなったことのある「池田義博」さんは、「1分間ライティング」という「1分間の間に覚えてることを書き出すトレーニング」を推奨しています。
「1分間ライティング」も書くことで覚える記憶術です。記憶にしっかりと残る方法になります。
池田義博氏の記憶術と脳トレ本がいい~アクティブ・ブレインがルーツか?
3.人に話す・教える
「覚えたことを人に話す・教える」ということも「アウトプット」ですね。こちらも「運動性記憶」です。
勉強をして覚えたことを、人に説明をしたり教えると、実のところ自分自身が学びになります。実際、人に説明すると、理解が曖昧だった箇所が明瞭になり、覚え直すことで記憶がより確実になります。
人に説明する・教えるというのは、学んだことをしっかりと記憶するパワフルな方法の一つですね。
人に説明することが最強の復習です。
私の実体験
ここで私の記憶術勉強法の実体験をご紹介します。
昔、大学受験の勉強をしていたとき、暗記科目の多い生物に苦戦していました。
で、当時、覚えたての記憶術を使って、生物を体系的にほとんど覚えてしまいました。
自分がやったのはおおよそ、次の通りです。
まず教科書にあった「細胞と分子」「代謝」「遺伝情報の発現」「生殖・発生」などの情報を整理して体系化。
覚えるべき用語を抜き出して、整理し体系化しました。
あとは、場所法を中心にして、鈴なり式記憶術(今でいうマインドマップ記憶術、ドラゴン桜記憶術)とイメージ連結法(連想結合法)、ストーリー法を組み合わせて、生物のほとんどを記憶術で覚えてしまいました。
覚えることに費やした時間は約1ケ月。ほとんどが下準備(用語の整理と体系化)でしたね。
この記憶術体験があったお陰で、記憶術に習熟するようになったほどです。
重要なのは、覚えるべき情報の整理ですね。それと記憶術を使う(下手でもいいので使い続ける)ということです。
しかし、覚えるべき情報の整理がおぼつかないと、記憶術で覚える段階でギクシャクしてしまいます。
スラスラと記憶術で覚えるために、下準備はきちんと行ったほうがいいと思います。
「とにかく記憶術で覚えよう」では挫折することになりやすいかなと経験的に思います。
やってはいけない記憶術勉強法5つ
記憶術を使った勉強法は有効です。けれども間違った取り入れ方をしていると効果は半減します。中でも以下の5つは、やってはいけない記憶術勉強法になります。
- すべてを記憶術だけで覚えようとする
- 記憶術の不得意ジャンルを知らない
- チャンク化しない
- 具体化しない
- 復習をしない
これら「やってはいけない記憶術勉強法5つ」について、以下、ご説明いたします。
1.すべてを記憶術だけで覚えようとする
やってはいけない記憶術勉強法の1つ目は、「すべて記憶術だけで覚えようとする」ということです。
記憶術の効果を実感すると、何でも記憶術で覚えられそうになります。
反復学習は必要
しかし実際は、記憶術を使わなくても覚えることも多々あります。
やはり「反復学習」は必要で、ある程度のことは反復して覚えていきます。記憶術が有効なのは要点や見出し的なことになります。
下準備に時間をかけすぎない
それと記憶術では、覚えるために「知識の整理」をしたり、場所法では「記憶の宮殿」の作り、下準備が必要になります。
で、これらの下準備に時間がかかる場合もあります。ざわざわ時間をかけて下準備をするまでもなく覚えられることは、あえて記憶術を使う必要はありません。
記憶術を上手に使い分ける
ですので実際の見地からいえば、闇雲に記憶術で覚えるのは関心しません。
「すべて記憶術で覚えようとしない」とするのが、記憶術で暗記する際の心得でもありますね。
この要諦を押さえておくと、資格試験や高校受験、大学受験、あるいはシニア世代の勉強において効果的な学習ができるようになります。
2.記憶術の不得意ジャンルを知らない
それと「記憶術が不得意とするジャンル・科目があることを知らない」というのも問題です。やってはいけない記憶術勉強法ですね。
記憶術は、ジャンルによって得手・不得手があります。記憶術が「使える科目・分野」と「使えない科目・分野」もあります。
たとえば数学・物理といった理系科目では、記憶術を活かせる分野は限られています。また使う用途も限定されがちです。
記憶術は歴史・法律・生物・化学元素・古典や漢文の一部などで、丸暗記が必要な分野においては功を奏しやすくなります。
その記憶術が得意なジャンルで使う
記憶術が得意とするジャンルで使うことが、「正しい記憶術の使い方」になります。
ちなみに、勉強法の中には、記憶術の適切な使い方を含めている教材もあります。それが「ユダヤ式記憶術」です。
ユダヤ式記憶術は、勉強法を組み込んだ新しい記憶術だったりします。資格試験や大学受験の試験勉強には役に立ちますね。
ユダヤ式記憶術は全く新しい記憶術!~リアル購入者による徹底解説【レビュー・ネタバレ】ユダヤ式の理解を助ける特典付き!
3.チャンク化しない
やってはいけない記憶術勉強法の3つ目は、「チャンク化しない」ということですね。
「チャンク化」とは「細分化」をいいます。
チャンク化しませんと、イメージ化する際に複雑になり、手間や時間をかけて記憶術で覚えることになりがちです。
その結果、記憶術で覚えたのに、うろ覚えになってしまうことも起きます。
チャンク化は必須
覚えにくいことや、長い単語、熟語、用語、あるいは文章は、「チャンク化(細分化)」します。で、細分化した情報を「イメージ連結法」や「ストーリー法(物語法)」「鈴なり式記憶術」で覚えていくようにします。
記憶術を使うにあたっては、チャンク化(細分化)は必須ですね。
4.具体化しない
やってはいけない記憶術勉強法の4つ目は、「具体的しない」ということですね。記憶術では「具体的な物事に変換して覚える」というのがセオリーになります。
「具体化」とは「変換」を意味します。変換記憶術を使うということですね。
変換力【記憶術の基本】~文章・数字・専門用語・概念を覚える
変換法記憶術~変換・分解・置換・外連想の4つのテクニックからなる方法
数字変換法記憶術~歴史年号・パスワード・生年月日など数字の暗記に最適
具体化(変換)して覚える
抽象的な言葉や形而上的な概念などは、具体的な物事に変換して(置き換えて)覚えるようにします。
具体的な何かに変換することで覚えにくいことや難しいことも覚えやすくなります。「具体化(変換法)」は記憶術では必須のテクニックですね。
5.復習をしない
やってはいけない記憶術勉強法の5つ目は、「復習しない」「反復学習しない」ということです。
記憶術を使った勉強法においても、復習・反復は必須になります。といいますか、やったほうがよくなります。
やはり「エビングハウスの忘却曲線」の通りで、覚えたことは20分後に40%忘れてしまいます。
記憶術で覚えたことは、必死になって復習や反復する必要はありません。
ですが、記憶術で覚えたことでも、簡単な復習・反復することで強固な長期記憶になります。
ちなみに復習・反復学習の効果を高めるテクニックに、記憶力日本一の池田義博さんが提唱する「3サイクル反復速習法」の方法があります。
3サイクル反復速習法
「3サイクル反復速習法」は4日で3回繰り返して覚えていくやり方です。こちらに簡単な説明があります。
池田義博氏の記憶術と脳トレ本がいい~アクティブ・ブレインがルーツか?
記憶術で覚えたことでも、簡単でいいですので、復習・反復学習をするのがおすすめです。確かな長期記憶になります。
記憶術は受験で本当に使える?
結論:使えます。
受験というのが、学校受験(高校受験や大学受験、大学院受験)+資格試験受験の両方を指しているとしても、どちらにも記憶術は使えます。
具体的なジャンルや科目は、この記事でも紹介しています。中でも、
・英単語
・歴史
・理科(生物・地学)
・法律系
といった「暗記モノ」には圧倒的に有利です。
ただし、記述式・思考問題は、ユダヤ式記憶術を使うほうが望ましくなります。
記憶術勉強法はこんな人に向いている
ところで記憶術を使った勉強法は、次のような方には最適です。
- 暗記が苦手
- 受験生
- 資格試験受験者
- 短期間で成果を出したい人(短期集中型)
- イメージ力がある
- 飽きやすい人
暗記が苦手な人
「何度読んでも覚えられない」「昨日覚えたのに今日忘れている」。
こうした悩みを持つ人は、努力不足ではなく、勉強法が脳の仕組みに合っていない可能性があります。
通常の暗記は反復中心ですが、脳はイメージ・空間・感情を伴う情報を好みます。
記憶術は情報を脳が得意な形式に変換する方法ですので、暗記が苦手な人ほど効果を感じやすいところがあります。
実際、大野式記憶術を考案した大野元郎さんは、通常の記憶が非常に苦手だったものの、記憶術を使うようになってから、記憶術の世界選手権に出場するほどの博覧強記に様変わりしています。
大野式記憶術(記憶の学校)とは?【口コミ、ネタバレ、やり方】
受験生
受験では英単語・歴史年号・理科用語・数学公式など、大量暗記が必要になります。
記憶術は「量を質でカバーする方法」ともいえます。
特に共通テストや暗記比重が高い科目では、記憶術を取り入れることで学習効率を高めることができます。
資格試験受験者
宅建や行政書士などの資格試験では、条文や数字、羅列項目を正確に覚える必要がありますよね。
ペグ法やストーリー法は、順番固定や項目暗記に強いため、この記事でも紹介している通りで、記憶術は資格試験との相性がとても良かったりします。
場所法、ユダヤ式なども使えますし、吉永式記憶術は資格試験に最適化されていますので、こちらもおすすめです。
短期間で成果を出したい人(短期集中型)
「来月テストがある」「3ヶ月後に試験がある」など、時間が限られている場合は効率が重要ですね。
記憶術は初回定着率が高く、思い出すスピードも速くなりやすいため、短期集中型の人に向いています。
イメージ力がある人
空想が得意、物語が好き、映像で考えるタイプの人は、記憶術との相性が良い傾向があります。
イメージが鮮明であるほど、記憶の定着率は高まります。
ちなみにイメージ力は訓練で伸ばすことも可能です。
記憶術のトレーニングは3つの方法【映像を描く・反復・アウトプット】
飽きやすい人
通常の暗記は単調で退屈になりがちですが、記憶術は物語を作ったり、変わったイメージを作ったりする創造的な作業です。
ゲーム感覚で取り組めるため、飽きやすい人ほど継続しやすいというメリットがあります。
ちなみにゲーム感覚で記憶術を習得するオンライン講座もあります。⇒吉永式記憶術
記憶術と反復学習はどちらが良い?
ところで勉強において、記憶術勉強法と反復学習のどちらが良いのでしょうか?
結論を先にいいますと「併用が最強」です。
併用することは、この記事でも繰り返し書いてきましたが、
・記憶術で定着率を高める。
・反復で安定させる。
このセットで学習することですね。
最強の組み合わせは:
記憶術(質)
+
反復(安定)
どちらか一方では不十分なんですね。
で、反復学習は、大量記憶法でもみっちり復習しますが、記憶術で覚えたことはサラっと復習すればOKです。
よくある質問(FAQ)
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Q1. 記憶術を使った勉強法は本当に効果がありますか?
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はい、正しく実践すれば効果が期待できます。記憶術は情報を「イメージ・場所・物語」などに変換し、脳が覚えやすい形にする方法です。さらに復習(間隔反復)とアウトプットを組み合わせると、定着が安定します。
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Q2. 記憶術は受験勉強にも使えますか?
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使えます。特に英単語・歴史年号・理科用語・条文暗記など「覚える量が多い暗記領域」で効果を発揮しやすいです。一方、数学の思考問題などは「理解」が重要なので、理解学習と組み合わせるのが最適です。
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Q3. 記憶術と普通の勉強法(反復暗記)の違いは何ですか?
-
反復暗記は「回数」で定着させますが、記憶術は情報をイメージや空間情報に変換して覚えます。結果として、同じ学習時間でも「思い出しやすさ」が上がりやすい点が違いです。
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Q4. 子どもでも記憶術は使えますか?
-
はい、使えます。むしろ子どもはイメージ力が豊かなため、記憶術と相性が良いことがあります。まずは語呂合わせや、家の中を使った簡単な場所法から始めるのがおすすめです。
-
Q5. 記憶術を使うときの注意点はありますか?
-
注意点は3つです。①イメージ作成に時間をかけすぎない、②復習を必ず行う、③理解が必要な内容まで暗記だけで済ませないこと。記憶術は「効率化の道具」として使うのが最適です。
まとめ|記憶術は“才能”ではない
記憶術は特殊能力ではありません。魔法でもありません。
誰でも使える記憶の技術なんですね。
記憶術を勉強法として取り入れることで、
・暗記効率が上がる
・勉強が楽しくなる
・短期間で成果が出やすくなる
ただし、
・正しく
・継続して
・復習を組み合わせて
使うことが前提です。
暗記が苦手な人や大量暗記が必要な受験生、資格試験受験者、短期集中型の人には向いています。
「頑張っているのに覚えられない」と感じている人ほど、勉強法を変えることで成果が出る可能性があります。
記事中、なんどか紹介してきた「吉永式記憶術」は、資格試験や受験のみならず仕事や日常生活にも活用できる優れたオンライン記憶術講座です。
講座料は高いのですが、満足度は90%を超えています。内容的にもおすすめすることができます。こちらでレビューをしていますので、ご興味のある方はお読みになってみてください。

