記憶術・場所法のやり方を図でわかりやすく解説

場所法は記憶術の王道

場所法は「記憶の宮殿(場・空間)」と「イメージ」を利用した王道の記憶術です

記憶術は「場所法に始まって場所法で終わる」といってもよいかもしれません。それくらい定番かつ有名なのが「場所法」になります。

資格試験や大学受験などの受験勉強においても、暗記に役に立つのが「場所法」です。

しかし後述しますが場所法には欠点・欠陥があります。が、こうした欠点・欠陥を改良し、また場所法とは異なる「イメージを使用しないで理解しながら覚える」記憶術も現代では登場しています。

この記憶術こそが「生命の樹・記憶術(ユダヤ式記憶術)」といいます。

ユダヤ式記憶術のレビュー・効果・ネタバレ~実際に購入したから言えること

ユダヤ式は画期的な記憶術です。場所法と併用し使い分けると、受験や資格試験における暗記には重宝しますので、超オススメしています。

場所法のやり方~記憶の宮殿を作る

そのような特徴もある記憶術の王道「場所法」ですが、では一体どういう方法なのか。原理や仕組みの説明は後回しにして、具体例を通して場所法を使ってみましょう。

まず「記憶する物事」

  1. ハンバーガー
  2. ラーメン
  3. 歯ブラシ
  4. ポテトチップス
  5. キリン
  6. ニンジン
  7. ネコ
  8. スマホ
  9. 銅像
とします。

次に「記憶の宮殿(記憶する場所)」「自宅の部屋」として、次のように作ります(用意します)。「記憶の宮殿」の作り方は下図の具体例を参考にしてください。

  1. 玄関
  2. ベッド
  3. トイレ
  4. キッチン
  5. リビング
  6. テレビ
  7. お風呂
  8. 洗濯機
  9. 書棚

このように「記憶の場所(空間)」をいくつか用意しておきます。

場所法のやり方~暗記する

以上が場所法を使うための準備です。で、ここから実際に場所法で覚えていきます。

まず「記憶の宮殿」に、「記憶する物事」を自宅の部屋や置いてある場所や物に「連想法」でイメージングをして覚えていきます。

このとき「刺激的」「興奮」「驚き」「エキサイティング」「あり得ない」ようなイメージで関連づけていきます。

具体的にやってみましょう。たとえば、

  • 「ハンバーガー」が、「玄関」に激突した(ビックリ!)
  • 「靴」が、「ベッド」に突き刺さっている(あり得ない!)
  • 「ラーメン」が「トイレ」で踏ん張っている(あり得ない!)
  • 「歯ブラシ」が、「キッチン」に突き刺さっている(わお!)
  • 「ポテトチップス」が、「リビング」に大量に散らかっている(おいおい!)
  • 「キリン」が、「テレビ」に頭突きをしている(なんと!)
  • 「ニンジン」が、「机」に突き刺さっている(ビックリ!)
  • 「ネコ」が、「お風呂」でくつろいでいる(あり得ねー!)
  • 「スマホ」が、「洗濯機」で暴れている(あり得ない!)
  • 「銅像」が、「書棚」を潰して立っている(わお!)


といった具合です。
この絵を見ていただければ、おわかりかと思います。

イメージングするときに「あり得ない」刺激のあるイメージをしていくのがコツです。イメージの力のある人なら、一回、イメージしただけで覚えることができると思います。

場所法のコツ

このように場所法は、

  • 記憶する物事
  • 記憶する場所(記憶の宮殿)

による記憶術であることが、具体例を通して実感できかたかと思います。

ところで場所法の原理・仕組みですが、場所法は複数の記憶術(連想結合法・基礎結合法)を駆使しています。基本的には、

  • イメージ
  • 記憶の宮殿(記憶する場所)

この2つを使っています。で、これがそのまま「場所法のコツ」になっています。

大学受験や資格試験での場所法の使い方


場所法は、受験や資格試験の勉強に役に立ち、記憶術の中でも最も利用され、なおかつ効果の高い記憶術なります。

しかし以上の説明を読んでも、人によっては「なーんだ」と落胆してしまうかもしれません。

というのも「受験にどうやって使うの?」「資格試験の暗記に使えないのでは?」と思うかもしれないからです。

上記で紹介した具体例は、あくまでも説明のための事例ですね。実際に受験や資格試験で使う場合は、応用を利かせます。そのためには、

  1. まず覚えることを「整理」します。
  2. 抽象的なことや専門用語は具体的な何かに置き換えます(変換法)
  3. 暗記するものを整理し準備ができたら「場所法」を使って覚えていきます。

こうしたステップを踏んでいきます。いきなり「覚える」のではなく、覚えるための情報を整理するわけですね。

覚えるべき事項を一覧や表にして、覚えるための準備と整理をします。実は、記憶術ではこうした「下準備」が必要になってきます。

また抽象的な言葉や専門用語は別の何かに置き換えます。
変換力【記憶術のやり方基本】~文章・数字・専門用語・概念を覚える

それと場所法を使うときに、「記憶の宮殿」をどう設けるかが大事です。これがノウハウにもなっています。

世界記憶力選手権に出場する選手クラスになりますと、独自の「記憶の宮殿」などを準備します。

「記憶の宮殿」をどう設け、どう活用するかが記憶術を使うキモの一つでもあったりします。こうしたテクニックやノウハウが記憶術のキモにもなっています。

場所法は「記憶の宮殿」を使う記憶術

このように記憶術の多くは「記憶の宮殿(記憶する場所)」と「イメージ」を使って暗記する方法となっています。また場所法はイメージを使った右脳型の記憶術になります。
記憶術は「記憶の宮殿」と「イメージ」を使った暗記の技術

ただし場所法では、単に右脳を使って暗記事項をイメージ化するのではなく、記憶する際に「記憶の宮殿」を使って暗記していく点に大きな特徴があります。これが場所法の原理であり仕組みになります。

イメージを連続して暗記していく記憶術は「連想法」と呼ばれるやり方です。
連想結合法記憶術~イメージで結合する基本テクニック

場所法は連想法を応用した方法です。「記憶の宮殿(記憶する場所)」に結びつけて暗記するやり方です。

この「記憶の宮殿」と記憶する対象物を、イメージで暗記するやり方こそ「場所法」になります。

シモニデスの時代から原理は変わっていません。変化している点や工夫が施されているのは「記憶の宮殿」になります。

場所法は難しい?

ところで「場所法は難しい」「できない」といった方もいらっしゃいます。

この理由は、こちらに書きましたが、大きな原因としてイメージ能力が弱いというのがあります。
場所法ができない・難しい・使えない4つの原因と解決方法

場所法はイメージをフル活用した記憶術になりますので、イメージ能力が弱い方は、残念ながら場所法を使うことが難しくなります。

こちらでイメージ型記憶術を使えるかどうかのチェックができます。気になる方はぜひチェックしてみてください。
記憶術は使えないのか?~記憶術への適性チェック

しかしながらイメージを描くことが苦手な方でも記憶術を使うことができます。ご安心ください。

対策には2つあります。

イメージ能力をあまり必要としない記憶術を使う

一つは、イメージ能力をあまり必要としない記憶術を使うやり方ですね。これはシンプルな記憶術になります。

この記憶術に「吉野式記憶術」があります。

吉野式記憶術は初心者でもできる「絵コンテ法」というわかりやすいのが特徴です。またポジティブな考え方や快適なメンタリティになる「おまけ」も付いています。いわば成功マインドも得られる新しいタイプの記憶術です。

⇒吉野邦昭の「吉野式記憶術」

イメージを使わない記憶術を使う

また、そもそもイメージを使わない記憶術もあります。それが「ユダヤ式記憶術」というものです。

ユダヤ式は大変優れた記憶術です。現代記憶術の中でも最もおすすめで、あっと驚く画期的な記憶術です。受験や資格試験には最適です。

⇒ユダヤ式記憶術

場所法の欠点

ところで場所法には欠点もあります。
欠点といいますか、場所法の使い方の問題ですね。

今し方、「場所法を受験や資格試験にも使うことができる」と書きましたが、場所法は必ずしも大学受験や資格試験に適切でない場合もあります。

え?と思われるかもしれませんが、場所法のみで大学受験や資格試験に挑むのは、これはこれで非効率です。

「記憶術の使い方」の問題にもなりますが、大学受験や資格試験では、暗記する量やカテゴリーは多くなります。

で、そのカテゴリー毎に記憶の宮殿を用意する必要が出てきます。

たとえば日本史でいえば、江戸時代には15人の将軍がいます。で、各将軍における政治政策、経済状態、文化を暗記する必要もあって、それぞれを暗記するにあたって、15×3=45の記憶の宮殿が必要になります。

45セットの記憶の宮殿が必要になるわけですね。もちろん馬鹿正直に45個用意しないで、まとめることもできます。

しかしながら、あるカテゴリーを暗記するにあたって、毎回、記憶の宮殿が必要になるわけですね。

場所法では、この下準備(記憶の宮殿作り)に時間がかかってしまうわけです。これでは受験や資格試験では、記憶の宮殿作りに時間が取られてしまい、肝心要の勉強時間が削られてしまいます。

で、これが場所法の欠点・問題点でもあって、大学受験や資格試験に、場所法だけで臨むことはおすすめでないとも言えるわけなんですね。

ちなみに場所法には、ほかにも欠点や問題があります。そのことはこちらにまとめてあります。⇒場所法の7つの欠点

場所法を改良したユダヤ式記憶術

しかしながら世の中には頭の良い方がいます。場所法を改良したと言ってもよい「ユダヤ式」という記憶術も考案されています。何度か紹介している記憶術ですが。

で、ユダヤ式は「記憶の宮殿」にヒネリがあります。といいますか記憶の宮殿を作る代わりに「生命の樹」というたった一つのテンプレを使います。工夫がほどこされています。目から鱗のアイディアなんですね。記憶の宮殿を何個も作成する必要がありません。

日本史や世界史、あるいは法律といった暗記には、この記事でも何度か紹介している「ユダヤ式記憶術」がおすすめになります。大変優れた記憶術だったりします。

しかも当方では、場所法とユダヤ式を合体させたまったく新しいやり方も特典に付けて紹介しています。
ユダヤ式記憶術のレビュー・効果・ネタバレ~実際に購入したから言えること

進化し続ける場所法

場所法は、その効果をより高めるために、記憶の宮殿の作り方に工夫が施されたり、記憶のテクニックに磨きがかかり、常にリニューアルしています。さらに効果の高い記憶術へと進化もしています。

そんな場所法のキモは「記憶の宮殿」です。記憶する「場所」ですね。それとスピーディに変換する能力です。これに工夫や改良が見られます。

そして、この工夫や改良こそが、実際に活用できる記憶術としての「核」にもなっています。

工夫された記憶術の中身は分からないことが多いものです。しかし記憶術は、受験や資格試験のパワフルな助っ人ツールとなります。

もし、あなたが今、何かを効率よく暗記する必要性に迫られているなら、記憶術は役立ちます。おすすめです。

場所法とは異なる新しい記憶術・受験・資格試験に大変おすすめのユダヤ式記憶術