連想結合法記憶術~イメージで結合する基本テクニック

連想結合法記憶術とは?

「連想結合法」は記憶術における基本スキルです。「連想法」「リンク法」ともいいます。

「連想結合法」とは、文字通り「連想して物事を数珠つなぎに結合して記憶する方法」になります。

「基礎結合法」と対になる基本技術です。また記憶術の基本技術である連想力・連結力・変換力の3つのスキルを組み合わせた暗記のテクニックになります。
基礎結合法記憶術~一番大事な基本テクニック連想力【記憶術のやり方基本】~イメージをつなげていく能力連結力【記憶術のやり方基本】~イメージで関連付ける能力変換力【記憶術のやり方基本】~文章・数字・専門用語・概念を覚える

連想結合法は数珠つなぎに続けて記憶する

「連想結合法」は、覚えたい物事同士をイメージで連結し続けて覚える方法になります。数珠つなぎにどんどんとつなげて覚えていきます。

ちなみに「連想結合法」と対になる「基礎結合法」は、頭や指などの身体に、覚えたいことをイメージで結び付けて暗記していく方法です。原理的には「場所法」と同じです。

けれども「連想結合法」は、記憶に使う固定の「場」を設けずに、覚える物事同士をイメージでどんどんつなげていくやり方になります。

ちなみに記憶術における代表的な方法の一つである「物語法」「鈴なり式記憶術」は、まさに連想結合法の集大成だったりします。
ストーリー法(物語法)記憶術の3つのやり方と使い方鈴なり式記憶術~教科書の丸暗記に最適

連想結合法のやり方

「連想結合法」の具体的なやり方をご説明しましょう。たとえば次のような覚えたい物があるとします。

  1. 黒板
  2. チョーク
  3. エンピツ
  4. 座布団
  5. イス
  6. 答案用紙
  7. 体育館
  8. ラーメン屋
  9. ダイヤモンド
  10. ネコ
  11. イチゴ
  12. ロウソク
  13. 時計

これらは関連性が無いものもあります。が、連想力・連結力・変換力を使いながら、それぞれの物を数珠つなぎにして暗記していきます。

たとえば、このようなイメージングをして覚えていきます。

  1. 「机」を「黒板」にぶん投げた
  2. その「黒板」に「チョーク」を突き刺した
  3. その「チョーク」に「エンピツ」を突き刺した
  4. その「エンピツ」に「座布団」をぶら下げた
  5. その「座布団」を「イス」で踏んづけた
  6. その「イス」に「答案用紙」をベタベタ貼り付けた
  7. その「答案用紙」が「体育館」を覆った
  8. その「体育館」に「ラーメン屋」が衝突した
  9. その「ラーメン屋」の上に巨大な「ダイヤモンド」が落ちた
  10. その「ダイヤモンド」を「靴」に投げた
  11. その「靴」で「ネコ」を叩いた
  12. その「ネコ」に「イチゴ」が襲いかかった
  13. その「イチゴ」に「ロウソク」を突き刺した
  14. その「ロウソク」で「時計」を貫通させた

このようにインパクトのある映像(イメージ)を使いながら数珠つなぎにして覚えていきます。

この手の事例なら、1~2回イメージングするだけで覚えることができると思います。

もしうまくでいない場合は、こちらの教材にある記憶術のトレーニングを行うとできるようになります。
宮口式記憶術【宮口公寿】のレビュー~実際に購入しているのでわかるその凄さ

連想結合法は、まさに記憶術といった感があります。イメージによる連想を使って、暗記したい事物をつなげて覚えていきます。この方法で多くのことを暗記することもできるようになります。

連想結合法は大量の暗記ができる

上述の通り、連想結合法は暗記すべき対象物を数珠つなぎに関連付けて記憶していくやり方です。

ですので「文章」や「長文」を暗記する際に効力を発揮します。

実際、法律の条文や説明文などは連想結合法を応用して暗記していくことも多くなると思います。
記憶術で文章・長文を覚えるやり方~憲法の前文を例に

連想結合法はボリュームのある事項の暗記に威力を発揮するようになります。

ちなみに基礎結合法は、取りあえずその場で瞬間的に暗記してしまう場合に重宝します。

反対に「連想結合法」は、ボリュームのある事柄の暗記の際に重宝します。

記憶術とは、畢竟、連想力・連結力・変換力が基本技術となり、これに「連想結合法」と「基礎結合法」を組み合わせた記憶のテクニックともいえます。

連想力・連結力・変換力・連想結合法・基礎結合法、これら5つのテクニックを組み合わせて使いこなし、応用することで、記憶術のバリエーションを増やし、暗記効果を高めていくことができるようになります。

連想結合法をパワーアップ

記憶術そのもものの基本テクニックは、このページで紹介していることが基本(核)となります。

あとはこれらの基本技術を基にして、受験や資格試験といった現場で使っていくようになります。

しかしながら近年では、脳トレやNLP、脳を活性するサプリメント、栄養素、運動、瞑想、マインドフルネスなどを取り入れることによって、記憶術の効果を高め、より記憶の定着率を高める方法も登場しています。

「連想結合法」も複合的な手法となってきています。記憶術の効果をさらに高めています。パワーアップしています。

たとえば「ユダヤ式記憶術」は、独自の「記憶の宮殿」を使う、受験・資格試験向きの超おすすめ記憶術です。「連想結合法」を組み合わせて使うこともできますし、組み合わせるとパワフルになります。
ユダヤ式記憶術を徹底解説【レビュー・ネタバレ】~実際に購入したから言えること

現代の記憶術には、受験や試験に特化し、体系的に知識を暗記するノウハウが登場しています。こうした記憶術はおすすめですね。