記憶術で頭が良くなるって本当?世界記憶力選手権の選手は脳が活性

記憶術を使うと頭が良くなるのは本当だった

「記憶術を使うと頭が良くなる」
こんな話しを聞いたことがあるでしょうか。

そもそも「記憶術を使って頭が良くなるなんてあり得ない」と思うでしょう。普通は、そう思いますね。

私でさえ、長年、そう思っていました。なぜなら記憶術は「記憶するための技術」だからです。

「いくら記憶の技術を学んでも、頭そのものが良くなるとは考えにくい」私も長い間、そう思っていました。

しかし驚くべき研究結果がここにあります。

Nature Neuroscience」という脳神経科学の研究に関する情報雑誌の記事によると、World Memory Championships(世界記憶力選手権)に参加した選手の脳MRIで検査したところ、脳か活性化している(頭が良くなっている)という意外な結果が得られたとあります。

世界記憶力選手権の選手の脳は頭の良い状態になった

ちなみに「世界記憶力選手権(World Memory Championships)」とは、マインドマップでお馴染みのトニー ・ブザンとチェスマスターのレイモンド・キーンが1991年から始めている「世界で最も記憶力を優れた人を選ぶ」コンテンストです。

日本人も参加していて、大野元郎さんや、池田義博さんも健闘していますね。

世界中の強者揃いの記憶力ホルダーが、この世界大会に出場しています。で、世界記憶力選手権(World Memory Championships)に出場したり優勝している方々は、全員「記憶術」を使っています。

実のところ、記憶力が卓越している人の多くは記憶術を使用しています。なので世界記憶力選手権(World Memory Championships)は、実質「記憶術選手権」です。

実際、記憶力の世界大会に出場し、世界チャンピオンになったジャーナリストの「ドミニク・オブライエン」が述べています。

こうした「記憶術の達人」達が、記憶力を競い合っているということなのですね。で、「Nature Neuroscience」の記事にあることは、記憶術選手権に出場している選手の「脳を調べた」ところ、脳の部位が活性化し、頭の良い状態になっていたということです。

記憶術といえば「怪しい」「胡散臭い」「嘘」「効果がない」「役に立たない」という意見が時々あって、ネットでもこうした否定的な見解を今でもみますが、「真実は違う」ということですね。

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記憶術で海馬が発達

ちなみに記憶術を使用することで活性化する脳の部位は、

  • 右の小脳
  • 左上中側頭回
  • 両側後部板状皮質
  • 右海馬後部
  • 右帯状皮質
  • 左紡錘状皮質
  • 左下前頭溝後部

といいます。
専門用語のため分かりにくいかもしれませんが、要するに

  • 新皮質・・・分析思考を司る
  • 海馬・・・記憶を司る
  • 小脳・・・運動機能を司る

といった、脳機能でも重要な部位が活性化するということです。

記憶術を使い続けることで記憶をつかさどる「海馬」が活性していますので、これは記憶力そのものが高まっていることを意味しています。

記憶術を使用する際の「空間記憶」が、頭脳を活性化しているということですね。

記憶を司る海馬はトレーニングで発達

それにしても記憶術に長けた人は「海馬」が活性化しているということは注目に値します。

実際、記憶力のトレーニングで、海馬が活性化し、頭がよくなるという報告があります。⇒記憶訓練は海馬を大きくする

こちらの記事では、タクシー運転手の事例を挙げて、記憶トレーニングをした人の海馬が大きくなっていることを報告しています。

記憶術は単なる技術ではなく、長い間使い習練することで、海馬が活性化し、記憶力そのものも良くなるということでしょう。記憶術によって頭脳そのものが良くなるということです。

確かに、記憶術は「頭のトレーニング」としての側面があります。一種のパズルですね。

痴呆防止にパズルが良いといいますが、記憶術を使うことで痴呆を防止できる可能性も考えられます。

記憶術を使い続けると頭がよくなる可能性が高いですね。そういう意味からも記憶術を使ってみることをおすすめいたします。

記憶術を長年、使ってきましたが、それにしてもこの記事には驚きました。