行政書士試験の独学の新常識!勉強法を一新する!

行政書士試験は独学で合格するのは困難?

行政書士試験は独学で合格することはできるのでしょうか?
結論を先に言いますと、

  • 純然たる独学・・・難しい
  • 予備校のWEB講座・通信講座を併用した独学・・・合格しやすい

ということになります。

予備校や通信講座を使わないで、自分でテキストや問題集、過去問を解くといった「本当の独学」は、

  • 時間に余裕がある
  • お金をかけられない
  • 勉強方法を研究したい
  • 自分の可能性に挑戦したい

といった方向けの勉強法になるのではないかと思います。

しかしもしも

  • 働いている
  • 時間に余裕がない
  • ある程度のお金はかけられる
  • とにかく一日も早く合格したい
  • 挫折する心配がある

という方は、予備校のWEB講座や通信講座を使ったハイブリッドな独学がおすすめです。

何故このように言えるのでしょうか?

行政書士試験は試験科目が多く広範囲

まず何と言っても行政書士試験は
・試験科目が多い(8科目)
・広範囲
という特徴があるからですね。具体的にいえば、次の8科目です。

◎法令科目

  • 行政法・・・法理論、行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法、国家賠償法、地方自治法
  • 民法・・・総則、物権、債権、親族、相続
  • 商法
  • 基礎法学
  • 憲法

◎一般知識

  • 政治経済社会
  • 情報通信・個人情報保護法
  • 文章理解

ご覧の通りです。非常に広範囲です。
逆に言いますと「どこから出題されるのか見極めるのが難しい」といえます。

行政書士試験の難しさは、予備校の講師をしている人ですら100%の解答ができないほどです。事実、司法書士の講師をしている山本浩司氏は、行政書士試験を受けたところ「正答率が76%」だったといいます。法律を教えている専門家が正答率76%。

行政書士試験は決してイージーな試験ではなく、その科目の多さと出題範囲の広さから、玄人鳴かせでもある試験ということは知っておいたほうがいいと思います。

で、自分で参考書、問題集をそろえて、自力のみで試験勉強をする独学は、合格の可能性が厳しいことも理解できるのではないかと思います。

で、同じ独学でも、予備校のWEB講座や通信講座を併用したほうが断然オススメになりますね。

独学で法律を理解するのは難しい

試験科目が多い上に広範囲。
さらに行政書士試験にはハードルがあります。
それは「独学で法律を理解するのは難しい」ということです。

行政書士試験は宅建と同じで、初めて法律に触れる人も試験を受けるのが多い試験です。

ところが初めて法律の世界に触れると、特有の言葉や言い回しに面食らってしまい、同じ日本語なのに何故か別の言葉に聞こえてしまうことが少なくありません。

法学部の出身者や、過去に法律系の資格試験を受けたことがある人、法律のことに馴染みがある人なら心配は要りませんが、初めての方は、まず

  • 法律の言葉に慣れる
  • 法律の言葉をわかりやすく(日常的の出来事に落とし込んで)理解する

というのが必要になります。いえ欠かせなくなりますね。マストです。

で、このとき

  • 質問をして答えてくれる人が身近にいる・・・予備校のWEB講座の講師に質問する
  • ネットやYouTubeで検索して調べる・・・探すのに時間がかかる。不正確な情報の場合もある。

という解決策がこれまた必要になります。
で、ここに書いた通りで、予備校のWEB講座の場合は、講師に質問できる所が多いですので、できる限り質問をして、平易に理解できるようにすることですね。

そもそも法律とは、人の営みや行為に支障があった場合の取り決めであり、人の行為を抽象化して文言にしたものです。ですので具体的な営みや行為をから法律を解釈することで、その真意もわかりやすくなるわけですね。

法律の文言は、日常の出来事をしていったん理解して、それを法律特有の抽象的・概念的な説明に置き換えるといった脳内作業をすることで、理解が深まりますし、記憶にも定着しやすくなりますね。

この学習の仕方は欠かせないと思います。
で、これを可能にするのが「聞く(質問する)、調べる」ということになり、予備校のWEB講座がおすすめなのは、まさに聞くことができる(質問することができる)というメリットがあるからです。

試験勉強のヤル気を維持できない

あと独学で問題になりやすいのは、行政書士試験の勉強を続けるヤル気・意欲・モチベーションを保つことが難しいという悩みです。

独りで学習計画を立てて、独りで勉強を進めていきますので、
・自己管理能力
・継続力
といった自己能力の有無が、独学を成功させるか否かの別れ目になるほどです。

その点、予備校の通学やWEB講座は、授業の日程が決まっています。カリキュラムが決まっています。

授業の日時になれば、多少ヤル気がなくても嫌々出席して受講します。で、なんとかモチベーションをキープすることもできます。

これが純然たる独学になった場合、本当に自己管理能力と継続力で勉強を続けることになります。

ある意味、純然たる独学は、「人を選ぶ学習方法(独学ができる人向けの学習方法)」といえます。

学習意欲や学習管理の観点からいっても、本当にすべて独学にするのではなく、予備校のWEB講座や通信講座を併用した独学がおすすめになります。

行政書士試験に受かるかどうか不安になりやすい

学習意欲とも関係してきますが、行政書士試験に受かるのかどうか不安になりやすいというのもあります。

結局、独りで学習することは、孤独になることなんですね。

強い意志や前向きなメンタルであれば、合格への不安感が生じても「なんとかなる」と気持ちを切り替えたり、「なにくそ」とバネにして勉強に励むようになります。

ところがそうでない場合、「落ちるかもしれない」といった不安感に取り憑かれて、勉強に手に付かなくなってしまうことも起きがちです。

こうしたメンタル上の問題は、その解決方法や解消法はいくつかありますが、試験勉強の文脈においての特効薬は「このまま試験勉強を続けていれば受かる」という自信が生じてくることですね。

これはつまるところ、自分が行っている勉強法への自信と確信になってまいります。

で、この観点からいっても、予備校のWEB講座や通信講座はカリキュラムが合格できるように編成されていますので、安心感といった点からも併用することが望ましくなります。

点数が伸びない

これも「独学あるある」になりますが、独学だけで勉強をしていると、点数の伸び悩みというのも起きがちです。

まして科目が多く、広範囲から出題される行政書士試験の場合は、合格するための戦略的な勉強をしませんと、本試験のみならず模擬試験での点数が伸びないことにもなりがちです。

点数が伸びないと、不安になったり、自信を失うなど、メンタルの悪循環に陥ることも多々出てきます。

行政書士試験は、実務に直結しない「教養試験」ですので、試験の攻略を踏まえませんと、合格が難しい試験なんじゃないかと思います。

行政書士試験に何回も落ちる

これは予備校の先生に聞いたことですが、行政書士試験に何度も落ちる常連さんがいらっしゃるとのことです。

結局、行政書士試験の本質(実務家が作成していない法律の教養試験ということ)がわかっていなかったり、我流の勉強をしてしまっているため、受かるための「勉強の仕方」がズレていたり、受験勉強を継続できていないことが原因のようです。

もっとも試験に受からないのは、他にも原因や理由もあるとは思います。集中力の問題、「運」の問題もあるでしょう。

けれども勉強の仕方が間違っているために、行政書士試験を何回受けても落ちてしまっているというのはごもっともです。

ちなみに試験には「運」もありますね。実力があっても何故か落ちてしまうときもあります。

行政書士試験に何回も落ちてしまう場合は、運や適性の問題も関わっていることもあり得ます。

なお当方のサイトから「ユダヤ式記憶術」を購入された方のうち、希望される方にはインド占星術を使った簡易運勢診断を行っています。購入年月日と購入IDを連絡くだされば、簡単ですが運勢診断をすることができます。

行政書士試験の独学勉強法と戦略はこれ

行政書士試験は8科目(法令科目5科目、一般知識3科目)から成る試験であることは先述の通りですね。

  • 法令科目・・・行政法、民法、商法、基礎法学、憲法
  • 一般知識・・・政治経済社会、情報通信・個人情報保護法、文章理解

が、行政書士試験の場合、純然たる独学が難しいことは、上記でご説明した通りになります。

しかし、こうした傾向を踏まえて、行政書士試験を独学(ハイブリッドな独学)で勉強する場合、次の勉強法と攻略が望ましいと考えます。

  • 学習計画を立てる
  • 勉強術を知る
  • 記憶術を使う(行政書士試験は記憶術を活かせる資格試験)
  • 最新のテキストを使う(テキストは一冊に絞る)
  • 予備校・WEB講座・通信講座を併用する
  • 基本用語、条文、判例を暗記する
  • 行政法、民法に重点を置く(ヤマを張る)

学習計画を立てる

行政書士試験もそうですが、1年か1年弱の「長期の受験勉強」になりますので「学習計画」が欠かせなくなります。

「合否の9割は勉強計画で決まる」と言われているほどです。⇒詳細はこちら

戦略的にいっても「学習計画>勉強術>具体的な試験勉強」といった構造になります。

学習計画は非常に大事ですね。予備校の講師も言っています。行政書士試験も同じです。合格に学習計画は絶対欠かせません。絶対です。具体的な勉強術よりも「学習計画」のほうが欠かせなくなります。

資格試験における学習計画については、こちらでくわしく書いていますので、よければお読みいただければと思います。
資格試験の学習計画表作成23のアドバイス~合否はスケジュール次第!

勉強術を知る

学習計画を立てることができたならば、次の戦略は「勉強術」です。

そもそも「勉強」には2種類あります。それは、

  • 学問としての勉強・・・じっくり学ぶ。正確に理解する。コツコツ学ぶ。
  • 合格するための勉強・・・とにかく合格する。成果を出す。効率が大事。

この2つは似て非なる性質です。
同じ「勉強」ですが、取り組み方、姿勢はまったく異なります。

「学問としての勉強」の姿勢で、資格試験の勉強に取り組めば、空回りしやすくなります。

そもそも「試験」は「落とすため」に作られたゲームです。これが本質ですので、この本質を踏まえない勉強法はズレているとしか言いようがなくなりますね。

行政書士試験でもそうですが、後者の「合格するための勉強」になります。ここに徹して合理的かつ効率よく勉強する「勉強術」が欠かせなくなります。

こちらは大学受験向けの勉強術になっていますが、いえいえどうして、資格試験の勉強にも見事にマッチします。くわしく解説していますので、お読みいただければと思います。
逆転合格の極意~大学受験に短期合格する勉強法

また資格試験向けの勉強法については、こちらで説明しています。
資格試験に記憶術がおすすめな5つの理由

行政書士試験は簡単?

行政書士試験は、法律系資格試験の中でやさしい部類に入りますが、しかし「簡単な試験ではない」ということですね。

行政書士試験は、戦略的な試験勉強・対策をしませんと、むしろ「合格が難しい」といった「難関試験」になります。

上記でも書きましたが、法律を教えている予備校の講師ですら「正答率76%」というのは、まさに行政書士試験の「難しさ」を示しているデータですね。

行政書士試験は、その特徴を踏まえて、戦略的に勉強をしていきませんと、合格は難しいことが浮き上がってまいります。

行政書士試験の出題傾向

法律を教えている講師ですら「難しい試験」と唸る行政書士試験。確かに、他の法律系資格試験とは違う「出題傾向」があります。一言でいえば合格しても「実務ができない」試験ということです。言い換えると、行政書士試験は「実務に直結しない試験」ということですね。

このことは司法書士試験と比較するとよくわかります。

行政書士試験 司法書士試験
実務に活かせるか? 合格しても実務ができない。即戦力にならない試験。 合格すれば登記申請の書き方、印鑑の種類などの実務レベルに即対応できる。社会保険労務士も試験に合格すれば職務遂行ができる。
試験範囲 実務では必要となる建設業法、宅建業法、風俗営業法、出入国管理法といった許認可に関することは試験に出ない。試験範囲にもなっていない。 登記申請の書き方、印鑑の種類など実務レベルの試験が出題。なおかつ細かいこと、例外も出題され、専門性の強い試験となっている。
試験委員 大学の先生(行政書士の実務を知らない大学の教授) 司法書士、検事、法務事務官(実務家を含む)
試験の特徴 細かいことは出題されない。原理原則がわかっているかが問われる。 非常に細かいことが出題される。原理原則以外の例外も出題され、専門家として必要な知識が問われる。
試験の本質 法律的な考え方ができるかどうかを問う試験。 司法書士としての法律的な考え方と実務能力を問う試験

ご覧の通りでして、他の法律系の資格試験と比較すると、行政書士試験は実務試験ではなく教養試験であることがわかります。ある意味、特異な試験とも言えます。そもそも試験委員に行政書士の実務家がいないことは非常な特異性です。

このことは行政書士試験しか知りませんとわからないことですが、行政書士試験が「特異な試験」であることを知り、この試験傾向を踏まえませんと、勉強法そのものがズレてしまうことになりがちです。

行政書士試験の対策

行政書士試験の試験傾向を踏まえると、対策としては次の心得が大事になってまいります。

  • 基本を学ぶ・・・言葉の意味、言葉の定義を理解する、基本知識を学ぶ、法律的な発想の基本を学ぶ
  • 実務レベルの知識は不要
  • 試験の本質は「暗記」。深入りすることなく「基本」を覚えることに徹する
  • 出題可能性のある範囲に絞って勉強する。それ以外は勉強しない(ヤマを張る)。
  • 全体を勉強することは不可能(非現実的)
  • 頻出の行政法と民法を重点的に学習する
  • 一般知識は軽視する

これが行政書士試験の対策のキモになってきますね。

行政書士試験の勉強は暗記が中心

行政書士試験は「暗記」が本質となる試験ですね。基本事項、原則を覚えてしまう。条文を暗記する。これが勉強の基本になります。

しかも社会保険労務士や司法書士試験とは違って、例外的かつ細かいところまでは問われません。むしろ深入りすると、かえって混乱してしまう怖れがあるといいます。

上記でも書きましたが、司法書士の講師をしている山本浩司氏は、行政書士試験を受けたところ「正答率が76%」だったといいます。法律を教えている専門家が正答率76%。

専門家のほうが誤答してしまう試験問題になっているのが行政書士試験だといいます。

結局、基本的な知識、条文、判例を覚えることで行政書士試験は合格しやすくなるということですね。妙に深入りすると誤答してしまうことにも。

で、基本的な知識、条文、判例の暗記には、こちらでもくわしく書きましたが「記憶術」がピッタリです。行政書士試験は、理解をともないながら機械的に暗記する資格試験といえます。
行政書士試験に記憶術がおすすめなのは理由がある!

行政書士試験の頻出にヤマを張る

行政書士試験は、

  • 科目が多い
  • 広範囲から出題される
  • 基本知識が問われる
  • 原理が問われる
  • 深い知識は要らない

という特徴のある資格試験ですので、頻出科目にヤマを張って勉強することが、効率的であり、現実的になってまいります。

それでよく言われる通りでして、「行政法」と「民法」にヤマを張って勉強するのがおすすめになりますね。

実際、出題傾向も、このようになっています。

科目 択一式 多肢選択式 記述式 配点 ウェイト
行政法 19問 2問 1問 112点 ★★★★★
民法 9問 0問 2問 76点 ★★★★★
憲法 5問 1問 0問 28点 ★★
商法 5問 0問 0問 20点
基礎法学 2問 0問 0問 8点
合計 40問 3問 3問 244点

行政法でヤマを張る項目

このうち行政法に関しては、
◎基本事項が書けること

  • 地方自治法(住民監査請求・住民訴訟法、条例、公の施設、直接請求権、地方公共団体、住民・住所)
  • 行政手続法
  • 学説
  • 行政不服審査法
  • 行政事件訴訟法

これらが頻出となっています。つまりヤマを張る項目ですね。

民法でヤマを張る項目

一方民法では、
◎基本事項が書けること

  • 物権・・・抵当権、占有権、所有権、不動産物権変動の対抗要件
  • 債権・・・不法法行為、請負、委任、賃貸借、物権変動、責任財産の保全(債権者代位権、詐害行為取消権)、多数当事者の債権債務(連帯債権、連帯債務)、弁済、契約解除

物権と債権が頻出となっています。
もっとも最近では、

  • 民法総則・・・意思表示、代理、時効、制限行為能力者、権利能力
  • 親族・相続・・・親族、親子不存在確認の訴え、嫡出否認の訴え

も押さえたほうが良いという見解もあります。物権、債権をマスターして余裕があれば、総則、親族・相続も履修したほうがいいですね。

行政書士試験の捨て科目は?

で、逆に捨て科目は何か?ということも一応、整理しておきたいと思います。

上記の行政法、民法で挙げた科目以外は「捨て科目」としてもよいかもしれません。正確にいえば、基礎的なこと、出題されそうな科目を勉強するといった程度で良いかと思います。

法令科目

  • 【行政法】内閣府設置法・国家行政組織法・・・過去問
  • 【行政法】国家公務員法・地方公務員法・・・過去問
  • 【行政法】国家賠償法、損失補償・・・過去問
  • 【民法】商法・・・過去問
  • 【民法】基礎法学・・・過去問
  • 【民法】憲法・・・過去問

一般知識(すべて)

  • 政治経済社会・・・時事問題/高校生レベル
  • 情報通信・個人情報保護法(それと行政機関個人情報保護法)・・・条文が少ないので暗記
  • 文章理解・・・高校三年生レベル

このような感じですね。捨て科目は、深入りすることなく、過去問や模試を中心に勉強するのがおすすめになると思います。

行政書士試験は、完璧に勉強しようとしたり、深入りすると不合格になりやすい試験と言われています。完璧主義に陥らないようにしたほうがいいですね。

行政書士試験委員は大学の教授

あとその年の試験の出題予想として、試験委員が誰なのかをチェックするのも必須になりますね。

ちなみに令和4年度の行政書士試験委員は「一般財団法人 行政書士試験研究センター」のHPにありました。で、試験委員の名簿もアップされていてネットでも見ることができました。その名簿を見ますと、

  • 試験委員・・・総勢20名
  • 大学法学部の教授・・・10名
  • 大学院法学研究科教授・・・5名
  • 社会科学、人文社会学、国際学部、都市環境学部、教育研究推進の教授・・・各1名

となっていました。試験委員は20名です。そのうち法令科目担当15名、一般知識5名。このような構成になっています。

で、確かに行政書士は含まれていません。実務家は試験を作成していないことがわかりますね。

しかし行政書士試験委員がわかりますと、その年の試験傾向がわかりやすくなります。

出題範囲が非常に広く、試験対策が難しい一般知識であっても、試験委員がわかることで出題されそうなテーマがおおよそ予測できます。

試験委員は取り組んでいるテーマや論文、著書から、おおよその出題傾向もわかりますね。

しかし、出題傾向の予測やヤマを張るのは、個人ではなかなか大変です。素直に予備校の分析に頼ったほうがいいんじゃないかと思います。

実際、各予備校では、試験委員の得意とすることや論文、著書の傾向から出題を分析して予想しています。

ですので予備校で行っている直線の模試や答練には、試験委員の特徴を踏まえた模試作りをしていますので、必ず受けるようにしたほうがいいですね。

行政書士試験の模擬試験は必ず受ける

上記の試験委員で触れたように、11月の行政書士試験が間近になる頃に、各予備校で行う模擬試験や答練には、必ず参加したほうがいいですね。

試験委員を分析して、行政書士試験に出やすい分野を模試として出題しているからです。

模擬試験は、高得点を得て合格圏に収まって「安心する」ことで、自信を持って本番の試験に臨むことができるというメリットがあります。

しかし模試の本当の価値は、「出題傾向を知ることができる」という点にあります。

行政書士試験では老舗の予備校や大手予備校の模擬試験や答練には全て参加するくらいがいいかもしれません。

  • LEC東京リーガルマインド
  • 資格の学校TAC(早稲田セミナー)
  • 資格の大原
  • 伊藤塾
  • 東京法経学院
  • 資格スクール大栄

これらの予備校は老舗であり大手の予備校になりますが、これらの予備校が直前期に開催する公開模試や答練は受けたほうがいいですね。

複数の観点から試験にヤマを張ることができるようになり、本番の行政書士試験への合格の確率が高まるからです。

行政書士試験の直前対策は欠かせない!

行政書士試験は直前対策こそが大事であると思っています。

なぜなら行政書士試験は、

  • 科目が多い
  • 広範囲から出題される
  • 基本知識が問われる
  • 原理が問われる
  • 深い知識は要らない

このような試験だからです。
言い方は悪いのですが、行政書士試験は出題範囲さえわかれば、基本知識の暗記で合格できる試験です。これが本質です。

しかし出題範囲が非常に広いため、雲をつかむようになり、中でも一般知識は対策のしようがない虚無感すら出てきます。

けれども出題傾向がわかれば、基本知識の暗記ですので、記憶術を併用すれば直前での逆転も可能な試験になり得ます。

いわば行政書士試験はヤマを張る試験が本質ですので、的が合えば、短期合格や逆転合格が可能になります。

試験委員を把握している老舗や大手予備校が主催する公開模試・答練を受けることで、その年の出題傾向もおおよそわかります。

直前期に行われる模試や答練は、その年の試験委員を踏まえて作成していますので、これを受けないのは、致命的な「画竜点睛を欠く」ことになると言って過言ではなくなります。

お金がかかってもぜひ受けられることをおすすめいたします。

どうしても模試や答練を受けることができない場合は、試験委員から出題傾向を予想して対策をすることが大事になってまいりますね。

行政書士試験の得点目標は?

それで行政書士試験では何点を目標にすれば良いのか?といことも想定しておくのもいいですね。

どれくらいの得点で合格できるのかを想定しておくと、ムダを排した勉強ができるからです。

行政書士試験の合格点

そもそも行政書士試験の合格点は、

  • 180点以上/300点満点・・・60%以上の得点で合格
  • ※法令科目122点以上/244点満点(46問出題)・・・64%以上の得点が必要
  • ※一般知識24点以上/56点満点(14問出題)・・・43%以上の得点が必要

となっています。このうち「行政法」と「民法」の2つだけでも188点です。法令科目の合格点をクリヤーしています。

科目 択一式 多肢選択式 記述式 配点 ウェイト
行政法 19問 2問 1問 112点 ★★★★★
民法 9問 0問 2問 76点 ★★★★★
憲法 5問 1問 0問 28点 ★★
商法 5問 0問 0問 20点
基礎法学 2問 0問 0問 8点
合計 40問 3問 3問 244点

出題傾向を踏まえても、「行政法」と「民法」の2科目で合格点を突破できます。ですので、この2科目の学習が、いかに大切かということもわかります。

言い換えると、行政書士試験では、出題可能性のある範囲に絞って勉強する(ヤマをかける)のが現実的。それ以外は勉強しないと割り切るくらいのほうがいいですね。

で、ギリギリの合格を狙うくらいでもいいかもしれません。とにもかくにも試験に合格することが大事ですので、深入り過ぎることなく、ヤマを張って勉強するのが現実的になるのではないかと思います。

あと、行政法と民法を「記憶術」を併用して、効率よく覚えていくのがおすすめです。

独学では記憶術の併用は必須

で、何度か書いている「記憶術」ですが、記憶術を併用すると、学習時間をもっと短縮できるようになります。

このことはこちらで詳しく書きましたので、ぜひお読みいただければと思います。
行政書士試験に合格する勉強時間の実際は350時間~独学1000時間

記憶術を併用すると、勉強時間を短縮できます。「覚える」復習の時間を短縮できるからですね。

しかも独学の場合は、平均して800時間~1000時間かかりますので、記憶術を使えば圧縮できます。記憶術を使わないわけにはいかないと思います。

しかし記憶術を取り入れている予備校ほとんど無いかと思います。

「理解しながら覚える」といった各種の記憶法や暗記テクニックを教えている学校はあると思いますが、記憶術を取り入れて教えているスクールは、おそらく無いかと思います。

ちなみに記憶術は、そもそも中世ではキリスト教教理(スコラ哲学)の暗記のために使われていました。また哲学者のデカルトやベーコンも推奨していた記憶のテクニックです。

記憶術は、元来アカデミックなスキルでしたので、行政書士試験のような勉強には非常に役に立ちます。
記憶術がスコラ哲学・学問に使われた中世【11~15世紀】フランシス・ベーコンとルネ・デカルト~記憶術を学問で使う【16世紀】

記憶術を使って行政法・民法を覚えてしまう

行政書士試験でウェイトが大きいのは「行政法」「民法」になります。

このことは予備校の先生の多くも言われています。

で、これらの科目にヤマを張って、重要な用語や条文、判例を「正確」に覚えること。これが行政書士試験で合格するコツにもなっているほどです。

で、このとき「記憶術」を併用して覚えていくことこそが、行政書士試験を短期で合格する秘訣でもあったりします。

行政書士試験と記憶術との相性が良いことは最初に書いた通りです。

また覚える状況に応じて、記憶術の使い方もご紹介しました。

当方としては、予備校の講座で学びながら、記憶術を併用して学習をすすめていくことを推奨しています。

で、以上をまとめると行政書士試験に最短かつ効率よく勉強をすすめて合格するためには、記憶術を主体としながらも、

  • 基本用語・条文・判例
  • 行政法・民法
  • 予備校
  • 記憶術

これらを踏まえた学習をすることがおすすめということになります。

このように行政書士試験の特異な傾向を踏まえて学習を進めていく必要があります。

行政書士試験では予備校がおすすめ

ところで予備校のカリキュラムは、最短で合格するように設計してあります。

独学で行政書士試験に挑むと500時間~1000時間かかると言われています。

ところが予備校の講座(通学・WEB講座・通信講座)で学ぶと、1日1.5時間~2時間の学習、つまり520時間~720時間くらいの学習で短期合格も可能になってきます。

行政書士試験の学習では、市販書を使っての純粋な独学よりも、予備校の教材(WEB講座・通信講座)を併用した独学のほうが断然おすすめになります。

その理由は、上記をお読みいただければ理解できるのではないかと思います。

行政書士試験に合格する通信講座10選

それで行政書士試験に合格するおすすめの講座(WEB講座・通信講座)をご紹介します。こちらになります。

  1. LEC東京リーガルマインド
  2. 資格の学校TAC(早稲田セミナー)
  3. 資格の大原
  4. 伊藤塾
  5. 東京法経学院
  6. 資格スクール大栄
  7. クレアール
  8. アガルート
  9. STUDYing
  10. FORESIGHT(フォーサイト)

各予備校やWEB講座(通信講座)には特徴があります。大事な点は「講師(スクール)に質問ができること」ですね。

行政書士試験は「わかりやすく理解」して「暗記」するということが非常に大事になります。

わかりにくい法律的な言い回しを、卑近な感覚で理解することが大事になります。ですので、講師(スクール)に何度も質問することできる、質問が可能な予備校・WEB講座・通信講座を活用するのがおすすめになります。

まとめ

行政書士試験は、純然たる独学で勉強するとなると、合格はなかなか厳しい現実も浮かび上がってきます。けれども、

  • 最新のテキストを使う
  • テキストは一冊に絞る
  • 合格点を突破できる戦略的な学習をする(学習計画を立てる、勉強術を知る)
  • 予備校・WEB講座・通信講座を併用する
  • 記憶術を使う(行政書士試験は記憶術を活かせる資格試験)
  • 基本用語、条文、判例を暗記する
  • 行政法、民法に重点を置く(ヤマを張る)

といった学習をすることで、余計な時間をかけて勉強することを減らし、効率のよい学習ができるようになります。

つまり最短時間で合格する可能性が高まるということですね。

市販の参考書や問題集だけを使うといった純然たる独学は避けて、戦略的な学習計画を立て、予備校と記憶術を併用した独学がおすすめになると思います。

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