大学受験で親ができること・すること・役割はたった一つのこと

大学受験で親ができる大事なことは「見守る」こと

大学受験。子どもが受験期を迎えると親も切実な問題に直面するようになります。

で、親として「何ができるのか」と考えることもでてきますね。

ところが対応が不適切ですと、子どもも実力を充分に発揮できなくなることがあります。ですので親としての役割・対応の仕方も心得ておく必要がありますね。

子どもの大学受験における親の役割・できることは、列挙すればいくつもあげることができます。しかしながら最も大事なのは、

見守る

ということです。
「見守る」。

言葉通りの「見守る」ではない

とはいいましても「見守る」というのを額面通りに理解しますと、これまた誤ります。

「見守る」という言葉の向こうにある、親自身の本質的な心の有り様ですね。これが大事になってまいります。

どういうことかいいますと「見守る」ということを氷山の一角とすれば、その下に

  • 落ち着き
  • おだやかさ
  • やわらかさ
  • あたたかさ
  • 適切な判断力
といったエッセンスがあります。そういう意味なんですね。

ですので「額面通りではない」「言葉通りではない」というんですね。こうした複数のエッセンスが渾然一体となった「見守り」ということです。言語化すれば、そういうことになります。

で、親がこうした「見守る」有り様になりますと、子どもは安心します。精神的に落ち着くようになり、実力を発揮しやすくなります。

親の幸せホルモンで子どもは安心する

このことを言い換えますと「脳内のしあわせホルモン」の分泌ということができます。具体的にいいますと、

  • セロトニンを分泌・・・満たされているという安心感と幸福感
  • オキシトシンを分泌・・・親に守られているという安心感と幸福感

こうした状態ですね。

親自身が「脳内のしあわせホルモン」を分泌している状態になることです。そうすると親の自律神経もととのってきて、いい感じの落ち着きやら余裕が出てきて、これがそのまま子どもに伝播します。

親がリラックスして、あたたかく子どもを見守るメンタリティにいますと、子どもは家にいること自体が心地よくなって安心し(セロトニン分泌)、守られている感覚になり(オキシトシン分泌)、いい感じで勉強に励むようになります。さらに実力や能力を発揮しやすくなります。

親ができること・すること・役割とは、一言でいえば「子どもが安心して勉強がでいる空気感・環境を作ること」なんですね。

で、これは子どもの受験期に限らず、実は子育て上、大事な要諦だったりもします。

子どもの大学受験で親ができる役割は安心作り

で、このように親のメンタルが安定し、落ち着くようになりますと、子どもも精神的に満たされ、安心できるようになります。で、これが「良き環境」になります。で、この環境を培うのが親の役割です。

この良き環境の土台ができると、親が行う様々なことがツボにハマるようになります。またナチュラルな直感も働きます。で、子どもの様子をみて、今何をしてあげればよいのかも自ずとわかるようになります。

ここは大事なところです。最初に「安心できる空気感・環境作り」なんですね。で、これは「親のメンタルの有り様」です。

ここが不十分で小手先の「受験期の子どもに対して親がやるべきこと」といったマニュアルや言葉、テクニック、べき論に従えば、ドツボにはまるだけです。

端的にいってうまくいきません。うまくいかないようになっているんです。ひっくり返るだけです。

土壌が大切です。
農作物と同じです。
よい土によい作物が育ちます。とれます。

農作物にたとえるのは妥当ではないかもしれませんが、子どもも同じです。「親のよきメンタル」というよい土壌があって、初めて子どもはまっすぐに育ちます。

こうしたよい土壌・空気感・環境がありますと、無理のない自然な対応で、子どもに協力できたり、応援したり、アドバイスも効いてくるようになります。

親のメンタル・自律神経を整える

しかしかといって、親が

  • 人格者になる
  • 理想的な人間になる
  • 愛情あふれる人間になる
  • 思いやりのある人間になる
  • 子ども思いの人間になる

ということではありません。
といいますか、このように「考えて」行うと逆効果です。ドツボまっしぐらです。

大事なことは「作る」のではなく、子どもを安心させるための「親のメンタルの有り様」です。つまり脳内のしあわせホルモン(セロトニン、オキシトシン)を分泌し、適切に「子どもを見守る」ことができる有り様です。

で、こうなるためには、

  • 考えすぎない
  • 落ち着く
  • 考えにウェイトを置いて行動しない

というのが大事になってまいります。
これを読むと、人によっては「何言ってんだ?」と思うかもしれませんが、大事なところですので、もう少しお読みになっていただきたいと思います。

で、考えすぎない・落ち着くためには、

  • マインドフルネス
  • ゆる体操
  • 自分の感覚・感情に気づく

といったトレーニングがおすすめです。

マインドフルネス

「マインドフルネス」は今ではよく知られるようになっています。医療では保険適用にもなっている信頼と実績のある瞑想の仕方です。

マインドフルネスでは「いま行っている」に「あるがまま」に気づくようにします。これを「いまここ」「あるがまま」といいますね。

で、大事なことをグーっと意識しないことです。かるく、さらーっと意識することから始めていきます。

日常生活の中で、肩の力を抜いて、軽く微笑む感じになって、自分を許すような感じになって、行っていることにソフトに気づいてみるようにします。

こうしたマインドフルネスを、生活に取り入れてみてください。そうするとナチュアルな幸せ感が出てくるようになります。また目先のことで一喜一憂したり、動揺することが減ってきます。子どものことでカリカリすることも減ってまいります。

ゆる体操

「ゆる体操」もよく知られています。高岡英男さんが考案した「誰でもできる健康体操」ですね。

ゆる体操はメンタリティへの効果が高く、うつ病が改善したケースもたくさんあります。不安や心配を抱えた人にもおすすめの健康体操です。

「ゆる体操」は、体幹(インナーマッスル、深層筋肉、コアマッスル)といわれる、人間にとってももっとも重要な筋肉を柔軟にすることで、全身レベルから健康にしていく体操です。

腰痛や肩こり、首の凝りなどの予防や改善にも効果があります。

また身体の柔軟性が高まるだけでなく、心の柔軟性も高まります。結果的に心が明朗でありながら落ち着くといったバランスのある状態になります。

大学受験を控えたお子さんのいらっしゃる家庭では、家族全員、ゆる体操をするのもいいですね^^健康にもなりますし、一石二丁です。

自分の感覚・感情に気づく

「自分の感覚・感情に気づく」というのは、「はて?」と疑問を抱く方もいらっしゃるかもしれませんが、「自分の感覚」や「本当の感情」にナチュラルに気づくことを続けていると、次第に落ち着くようになってまいります。また自律神経も整ってきます。

実は、これは「マインドフルネス」の一種になります。奸悪や感情に気づくということに焦点を当てたマインドフルネスという言い方もできます。

これは実際にやって体感するとわかることですが、「観念・思想・思い」といった「変えよう」とする行為では、人は根本的なところからは変わりません。

そうではなく「感覚」に気づき、感覚からアプローチすることで、トラウマやこだわりが減って心が落ち着き、性格も変わるということが起きます。

これはマインドフルネスの世界ではよくあることでして、意識の変化は、感覚(体)を通して起き得ます。

感覚(体)のアプローチが大切

今ここでお話ししていることは結構深いことなんですが^^、しかし身体感覚からのアプローチでなければ、人間の心や意識は変わらないようにできているんですね。生命とは、そういうふうにできているんです。

子どもの大学受験における「親ができること」「役割」「何をすればよいのか?」といった悩みや迷いは、いったんそうした思い・考え・観念・不安を置いておくのがおすすめです。

で、これができるためには、感覚(体)に意識を向けて「マインドフルネス」や「ゆる体操」を行う生活習慣を取り入れていくことがおすすめです。

親がやってはいけないこと

このように「感覚(体)」を通してのアプローチが、親としてのメンタルの状態をよくする秘訣になりますが、では逆に親がやってはいけないこともわかってきます。

それは今書いてきたことの逆になります。で、逆の状態は、

  • 考えすぎる
  • 考え、観念、マニュアルにウェイトを置きすぎる

ということですね。
で、思考中心、思いが強いと、親自身の

  • 自律神経が乱れる
  • 不安になり落ち着かなくなる
  • イライラする
  • 口やかましくなる
  • 子どもに過干渉してしまう
  • 子どもに上から目線で命令してしまう
  • 判断力を誤って変な口出しをしてしまう

といった悪循環モードに突入してしまいます。
最悪ですね^^;

で、こうした状態はマズくなります。「見守る」ことができなくなります。「見守る」ではなく「監視」「チェック」ですね。子どもを監視している嫌な親になります。

親の自律神経が乱れると「毒親」になる

で、この状態はいわゆる「交感神経が高ぶった状態」です。「自律神経が乱れている」ともいえます。戦闘状態になってしまっているんですね。

こうした状態になると、目先のことで一喜一憂し、子どもの成績が悪いとイライラ・ムカムカしたり、他の子どもと比較し始めて、さらにイライラ。

むしゃくしゃしてきて、子どもへの八つ当たり。「あんたこのままでは志望校に受からないわよ!」「あんたがしっかりしないから◎◎くんみたくできたいのよ!」「お母さんの気持ちにもなってみて!」と。

もっともらしいお説教なんですが、本当は親のイライラを、ていのいいアドバイスにすり替えて、子どもへストレスをぶつけているだけなんですね。

で、子どもは、そんな親の本心を本能的に察知して「うるせー!」「何いってんの!」「一人にしておいて!」と喧嘩が始まります。ドアをおもいっきりバンと閉めて子どもは孤独に。

自己観察の足りない親ならば、「なんでこんなに一生懸命に思っているのにわかってくれないの!」と、さらに自己欺瞞を続けて、どうして子どもは親の気持ちがわかってくれないのかと、頓珍漢な解釈をしてしまって、ズレまくり。さらに面白くないやらでイライラ。

はい、「毒親」の一丁上がりです。

「毒親」は子どもをダメにする

こんな状態で、子どものためと思っていろんなことをしても空回りするだけなんです。で、子どもの大学受験期に毒親っぷりをフルスロットルするのは致命的です。

子どもの潜在的な可能性た実力を発揮させなくさせます。親が子どもの足をおもいっきり引っ張ります。

で、毒親に育てられると、仮に東京大学へ進学しても、重篤な精神的な悩みを一生抱えたままにもなります。それは「安冨歩」さんも切々と語っています。

残酷にも見放される児童虐待・ネグレクト。子どもを守ろうー安冨歩「れいわ新選組」東大教授2019 07 05


安冨歩さんが語っていることは、この記事で書いていることに通じます。

親のメンタルの有り様が、子どもに重大な影響を及ぼす、一生及ぼし続けることがわかります。子どもの大学受験の時期に、親自身のあり方を見直すこともできます。

親子共々、大事な時期。それが「大学受験」という時期でもありますね。

まとめ

ですので「親のメンタル」の有り様が非常に大事なんです。で、マインドフルネスが大事になってくるわけですね。親自身の心・気持ち・感情・感覚に自然に気づくと、上記のような感受性の鈍すぎる愚かな言動は減っていきます。

親のメンタルの有り様が、家の土壌・空気を決定します。

セロトニンやオキシトンが分泌される穏やかでのびのびした家庭なのか。そうではなく自律神経が昂じたイライラ・戦闘モードの家庭なのか。

親ができることは、まさに家の空気作りです。子どもが大学受験を迎えた時期で、これがたった一つのもっとも大事な「親ができること」ですね。いえいえ受験期に限りません。平常から大事なことだったりします。

で、親のメンタルの有り様が整い、家の空気がよくなると、子どもは自ら勉強をして目標に向けて取り組んでいくようになります。志望校にも合格しやすくなりますよね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です