【2024年】記憶術の本おすすめ8冊書籍ランキング

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【2024年】記憶術の本おすすめランキング8冊

最近は「記憶術」本も多くなりました。Amazonなどのネット通販サイトにもたくさんありますよね。で、どれを選んでいいのかわからない。

私は記憶術を使うようになってかなりの年数になりますので、「記憶術ソムリエ」なところがあります。

そこで「記憶術本のおすすめ書籍ランキング」と題して、実際に記憶術を使っている立場から、おすすめの記憶術本をランキング形式で紹介してみたいと思います。

以下は今年(2024年)時点における記憶術本のおすすめランキングです。8冊を挙げてあります。

ちなみに最近では「記憶術」と題しながらも記憶術ではない本も出版されています。

けれどもここでは「本当の記憶術本(従来通りの記憶術を記した本)」だけの中からおすすめの書籍をランキング形式で紹介します。

なおいきなりランキング1位から紹介します。通常はランキング下位から紹介しますよね。が、それって読んでいてかったるいんですよね^^早く結果が知りたい(笑) なので私は、いきなり1位から紹介します。

前置きはこれくらにして以下、おすすめできる「正真正銘の記憶術本」のご紹介です。

第1位!一発逆転!ワタナベ式記憶術/渡辺剛彰

記憶術本でオススメなのは「一発逆転!ワタナベ式記憶術」ですね。言わずと知れた日本の記憶術の草分け的な存在の渡辺剛彰氏による記憶術本です。
ワタナベ式記憶術【渡辺剛彰】~実際に使ったレビュー・口コミ・やり方

渡辺氏は何冊もの記憶術本を出しています。が、現在入手できるのは「一発逆転!ワタナベ式記憶術」です。

この書は記憶術の様々なやり方、応用まで載っている記憶術百科事典のような本です。

昔からある某・記憶術通信講座の主立ったコンテンツが含まれています。カンのいい人なら、「一発逆転!ワタナベ式記憶術」を読んで記憶術の基本から応用まで習得ができます。

とはいっても説明は実用的とは言えないところもあります。また表現が昭和の感覚ですね。残念ながら古い感覚は否めません。

しかしながら日本における記憶術本といえば渡辺剛彰氏の一連の書籍です。一番最初に出た渡辺氏の本は「記憶術の実際―早く覚えて忘れぬ法」。1961年に主婦の友社より出版されています。今から約50年くらい前。定価160円。渡辺氏の著作の登場により「記憶術」なるものが世間に知られるようになります。

それまで記憶術は秘伝的なテクニックとして、一部の人の間だけに伝承されていました。「物を覚える秘密のテクニック」としてされていたわけですね。

しかし渡辺剛彰氏は、日本で初めて、記憶術を廉価な書籍として公開しています。渡辺剛彰氏は、日本における記憶術の草分け的な人で、昭和における元祖といっても過言ではありません。

記憶術は明治時代にも盛んに使われていましたが、昭和の時代になって初めて詳しく紹介したのが渡辺剛彰氏ですね。「記憶術の実際」は先駆的な書です。現在、世の中に広まっている記憶術本の多くは渡辺剛彰氏の「記憶術の実際」を踏襲しています。いわば「日本の記憶術の原型」です。

「一発逆転!ワタナベ式記憶術」は、1961年に出版された「記憶術の実際」を焼き直した本ともいえます。ワタナベ式の基本やテクニックや技術が載っていますね。記憶術本として古典になるかもしれませんが、やはり不朽の記憶術本です。

ちなみに「ワタナベ式」を土台にしながらも、「試験合格用」に精鋭化した「宮口式記憶術」があります。宮口式は、場所法ではなく「道法」をベースにし、ワタナベ式の改良型&試験合格型になっています。
⇒宮口式記憶術

ワタナベ式記憶術の評価
新しさ
(2.0)
まとまり具合
(4.0)
見やすさ
(4.0)
読みやすさ
(4.0)
初心者向け
(5.0)
テクニックの多さ
(5.0)
受験・資格試験に活かせる
(5.0)
総合評価
(4.5)

第2位!仕事に使える! 東大式記憶術/吉永 賢一

著者の吉永賢一さんは、記憶術を自在に使うことで、日本で最も偏差値の高い(偏差値83)しかも1年間に100名しか合格できない「東大理Ⅲ(医学部)」へ合格した人です。

吉永さんの東大合格は、記憶術を軸とした勉強法や思考法を包括した吉永さん独自の「総合記憶術」の賜物といいます。実績がありまくる記憶術だったりします。

この吉永賢一さんの記憶術集大成となっているのが「仕事に使える!東大式記憶術」だったりします。

内容を見ると、2009年に吉永さんが出版した「東大家庭教師が教える 頭が良くなる記憶法」をまとめたエッセンス本になっています。まさに吉永式記憶術の集大成といえますね。

「仕事に使える!東大式記憶術」は4つの方法から構成されています。それは、

①記憶力を高めるコツ・心得、②つなげるコツ、③記憶力を強化するテクニック、④記憶術をさまざまなシーンで活用する方法。

この4つです。で、この4つの方法は吉永賢一さんの記憶術のキモにもなっています。

現在では「吉永式記憶術」としてオンライン講座も開講されていますが、記憶術をとことん掘り下げて、記憶術の効果を最大限に発揮することに成功しています。実績は多数で、累計1万人以上の実績があるとか。

吉永賢一さんの記憶術は、現時点における最高峰の記憶術といっても過言ではありません。ただ、若干、独学が難しいと感じる人もいそうなのが難点です。

その点「吉永式記憶術」オンライン講座を受講すれば、誰もが吉永さんの記憶術を習得できます。が、この講座は高額。これが玉に瑕です。

吉永式記憶術【YGC】を徹底解明!~やり方・ネタバレ・受講料・LINE登録などレビュー

コストパフォーマンスを良くするためには、「仕事に使える!東大式記憶術」を熟読玩味するのがよいかと思います。

仕事に使える!東大式記憶術の評価
新しさ
(4.0)
まとまり具合
(5.0)
見やすさ
(5.0)
読みやすさ
(5.0)
初心者向け
(3.0)
テクニックの多さ
(4.0)
受験・資格試験に活かせる
(4.0)
総合評価
(4.5)

第3位!全米記憶力チャンピオンが明かすどんなことも記憶できる技術/ネルソン・デリス

ネルソン・デリスは、全米記憶力選手権で4度のチャンピオンになっている「記憶力グランドマスター」という人です。記憶術に精通しているわけですね。そんなネルソン・デリスによる記憶術本です。

内容としては王道の記憶術が紹介されています。それは、

  • 連想結合法
  • ペグ法
  • PAO法(人・行動・物)
  • ジャーニー法:記憶術の宮殿(see-link-go:見るーつなぐーくっつける)
  • メジャー記憶術(数字子音置換法)
  • チャンク法

代表的な記憶術が紹介されています。もっとも「記憶力選手権」向けの記憶術ですね。資格試験や大学受験ではもう一ヒネリが必要な感もあります。

あとメジャー記憶術(数字子音置換法)は、英語圏向けの記憶術(アルファベット向け)ですので、日本語ではうまく使えないことがあります。

しかしながら記憶術の本質である「記憶の宮殿」を「see-link-go(見るーつなぐーくっつける)」として指摘している点は評価できます。記憶術を熟知されていることがうかがえますね。

本書は、記憶術の本質に迫り、また代表的な記憶術について非常にくわしく紹介しています。

しかし詳しすぎる感もあって、かえって煩雑になっていますので、初めて記憶術に触れる人には複雑に感じられるかもしれません。記憶術を使いこなした方が、さらに記憶術を深めたいという人向けになると思います。

英語圏向けのところはありますが、良書であることは確かです。手元に置いておきたい一冊ですね。

ネルソン・デリス本の評価
新しさ
(5.0)
まとまり具合
(4.0)
見やすさ
(4.0)
読みやすさ
(3.0)
初心者向け
(2.0)
テクニックの多さ
(5.0)
受験・資格試験に活かせる
(3.0)
総合評価
(4.0)

第4位!記憶に自信のなかった私が世界記憶力選手権で8回優勝した最強のテクニック/ドミニク・オブライエン

ドミニク・オブライエンの記憶術本ですね。タイトルが長いんですが(笑)「記憶に自信のなかった私が世界記憶力選手権で8回優勝した最強のテクニック」ですね。

この書は、まとまった形で記憶術を紹介はしていません。ドキュメンタリータッチで書かれていて、書の中から記憶術のテクニックを読み取ることになります。

ドミニク・オブライエンは世界記憶力選手権で8回優勝していますので、そのノウハウはすごいです。記憶術を本気で取り組みたい人にとっては必読になります。

初めて記憶術に触れる人にとってみればハードルが高く、難しい内容になるかもしれませんが、記憶術の奥義を知りたい人にとってはお宝情報になります。

ドミニク・オブライエンの本の評価
新しさ
(5.0)
まとまり具合
(1.0)
見やすさ
(2.0)
読みやすさ
(3.0)
初心者向け
(1.0)
テクニックの多さ
(3.0)
受験・資格試験に活かせる
(2.0)
総合評価
(2.5)

第5位!ごく平凡な記憶力の私が1年で全米記憶力チャンピオンになれた理由/ジョシュア・フォア

ジョシュア・フォアの記憶術本ですね。「ごく平凡な記憶力の私が1年で全米記憶力チャンピオンになれた理由」

ドミニクオブライエンの記憶術本とほぼ同じスタイルです。同じように記憶力選手権に出場してチャンピオンになる経緯をドキュメンタリーで描いています。

この書もそうですが、ところどころに記憶術のテクニックが散りばめられて書いています。

記憶術の歴史、記憶のメカニズムなども述べられていますが、いかんせん章立てをして体系的に書いてありませんので、こちらもドミニクオブライエンの記憶術本と同様に、書の中から読み取る必要があります。

が、お宝情報です。PAOシステムについてもくわしいですね。

記憶術の中上級者向けですが、おすすめできる記憶術本です。

ジョシュア・フォア本の評価
新しさ
(5.0)
まとまり具合
(1.0)
見やすさ
(2.0)
読みやすさ
(3.0)
初心者向け
(1.0)
テクニックの多さ
(3.0)
受験・資格試験に活かせる
(2.0)
総合評価
(2.5)

第6位!記憶力日本チャンピオンの超効率 すごい記憶術/青木健

こちらはタイトル通りで、「記憶力日本チャンピオン」の青木健氏による書です。

場所法、ストーリー法、数字記憶法、アルファベット記憶法、顔と名前の記憶法、教科書記憶法といったように代表的な記憶術のテクニックをいくつか紹介しています。

また脳トレについても言及していますね。

初めて記憶術に触れる人にとっては、実用的なテクニックを実際に活かすことができます。初めて記憶術を始める人には最適ですね。

ちなみに著者の青木健氏は、日本メモリースポーツ協会会長でいらっしゃいます。日本国内の記憶力大会にも貢献されているようです。

すごい記憶術の本の評価
新しさ
(3.0)
まとまり具合
(3.0)
見やすさ
(4.0)
読みやすさ
(4.0)
初心者向け
(5.0)
テクニックの多さ
(3.0)
受験・資格試験に活かせる
(3.0)
総合評価
(3.5)

第7位!世界最強記憶術 場所法/平田直也

こちらは平田直也氏の記憶術本です。
平田直也氏は国内で開催している「記憶力大会」で準優勝を3回飾っている方のようです。青木健氏や池田義博氏に通じるところがありますね。

ちなみにこの書は「場所法」と題されていますが、場所法だけでなく、物語法(ストーリー法)、タグ付け法(会った人の名前を忘れない実用的な記憶術)、変換術の4つの記憶術を紹介しています。

記憶術を始める場合、あれもこれもといった多くのテクニックを知るよりも、まずキモとなる記憶術を身につけるのはおすすめです。で、記憶術が使えるようになったら、上位の記憶術テクニックに移行するのがいいですね。

こちらも初めて記憶術を始める人には最適です。入門書としておすすめです。

世界最強記憶術場所法の本の評価
新しさ
(3.0)
まとまり具合
(3.0)
見やすさ
(4.0)
読みやすさ
(4.0)
初心者向け
(5.0)
テクニックの多さ
(3.0)
受験・資格試験に活かせる
(2.0)
総合評価
(3.5)

第8位!記憶力日本一が教える ライバルに勝つ 記憶術/池田義博

池田義博氏は「記憶力日本選手権大会」で優勝し、日本人初の「世界記憶力グランドマスター」を獲得したことで知られています。その池田義博氏による書籍がこれです。

この書は記憶術の基礎について書いてあります。

記憶術のテクニックは数多く記されていませんが、入門書としていいですね。記憶術のテクニックが多く掲載されていると、逆に迷ってしまう人もいます。

その点、この書は「記憶術を始めるならまずこのテクニックを」といった感じで厳選されています。

こちらも記憶術入門としておすすめできます。

ライバルに勝つ記憶術の本の評価
新しさ
(3.0)
まとまり具合
(3.0)
見やすさ
(4.0)
読みやすさ
(4.0)
初心者向け
(5.0)
テクニックの多さ
(2.0)
受験・資格試験に活かせる
(2.0)
総合評価
(3.0)

【番外編】大学受験におすすめな記憶術本3冊

あと番外編になりますが、大学受験に特化した記憶術本の中でおすすめの3冊をご紹介します。

英語、古文、勉強法的な記憶術。

この3冊ですね。

番外編第1位!イラスト記憶法で脳に刷り込む英単語1880/吉野邦昭、佐藤文昭、永井堂元

こちらは「吉野式記憶術」吉野邦昭氏が中心となって作られた英単語記憶術本です。「刷り単」とも言われています。
吉野式記憶術2.0【吉野邦昭】とは?やり方・口コミ・金額・ネタバレ~人生を成功に導く記憶術

で、「刷り単」はイメージで英単語を覚える英単語記憶術本です。この手のイメージで英単語を覚える単語集は、昭和の時代からもあります。

が、刷り単はイメージが洗練されているのが特徴です。なんといっても「面白い」。ユーモラスなイメージが多く、一回見るだけで覚えてしまいます。

記憶術を英語に活かしたい人にとって「刷り単」はおすすですね。いいです。
記憶術で英単語を覚える方法~1万語を10日で暗記

番外編第2位!古文単語ゴロゴ プレミアム+/板野博行

こちらはほとんどの人が知っていると思いますが「ゴロゴシリーズ」ですね。古文単語はゴロゴの代表となる語呂単です。

ゴロゴは、語呂合わせになりますが、こちらもユーモラスで面白いですね。面白いので、数回見ているだけで覚えてしまいます。

吉野邦昭氏の「刷り単」もそうですが、最近の語呂合わせは「ユーモラス」「面白い」「エロ」から切り込んで印象付けている傾向を感じさせます。

番外編3位!ドラゴン桜 7巻/三田紀房

東大合格をマンガにした「ドラゴン桜」

実のところ、ドラゴン桜の7巻では「メモリーツリー」という記憶術を紹介しています。
ドラゴン桜の記憶術はメモリーツリー勉強法

「メモリーツリー」とはマインドマップになりますが、「関連付け」と「強調」をベースにした記憶術となっています。

ドラゴン桜は役立つ情報も多いマンガなので、おそらく多くの人が読んでいるんじゃないかと思います。

記憶術本には5種類ある

ところで最近出版されている記憶術本には従来の記憶術とは異なる記憶術本が出ています。「記憶術」と題しながらも記憶術でない本ですね。

実はそういうのが5種類あります。

え?どういうこと?と思うかもしれませんが、そもそも「記憶術」と題する書籍には、

  1. 従来の記憶術・・・術・テクニックとしての記憶術
  2. 脳トレ・・・トレーニング本
  3. 脳を活性して頭の状態をよくする解説本・・・科学的根拠に基づく記憶法
  4. ちょっとした工夫で記憶を助けるテクニック・・・心得や生活習慣など
  5. 勉強法・・・勉強術

といった5種類があります。

記憶術と題していますが従来の「記憶術」では無い本がありますので、購入の際に注意が必要です。

なおこの記事では、従来通りの「術・テクニックとしての記憶術」書籍をご紹介しています。「記憶術」と題しながら、記憶術でない本は除外しています。

記憶術と称しながら別の書籍

従来「記憶術」といえば、「1」の「術・テクニックとしての記憶術」だったわけですね。場所法、語呂合わせ、ペグ法といったいわゆる記憶術を「記憶術」といっていました。

ところが「記憶術」というタイトルが付きながら、脳トレだったり、脳の働きをよくする方法だったり、ちょっとした工夫で暗記を手助けするノウハウだったり、はてまた勉強法を記憶術と言っている記憶術本もあります。

中には記憶術でないにも関わらず「記憶術」本のベストセラー入りをしている書籍もあります。

これでは購入者が混乱してしまうのではないかと思います。

最近の傾向は記憶力選手権出場者による記憶術本

あと最近の記憶術本には傾向といいますか特徴があります。

それは記憶力選手権に出場している方々の記憶術本が増えてきていることですね。

たとえば、先におすすめ本で紹介した通りで、海外の世界記憶力選手権で優勝したドミニク・オブライエンジョシュア・フォアの著書です。

また国内でも日本の記憶力大会(メモリースポーツ)で優勝経験のあるメモリーアスリートの方々が記憶術本を出しています。たとえば、
池田義博氏・・・2016年4月に出版
平田直也氏・・・2019年2月に出版
青木健氏・・・2020年7月に出版

ご覧の通りでして、このお三方は全員、記憶力大会(メモリースポーツ)で優勝経験のある方々ばかりです。

記憶力大会に出場し優勝している方々の記憶術本が増えてきているのは、おそらく記憶術自体のノウハウは出尽くしているため、チャンピンになった人に注目が集っているからではないかと思います。

記憶術本の出版事情

最近は、記憶力大会(メモリースポーツ)で優勝した人やメモリーアスリートが書いた本が多くなっています。

渡辺剛彰氏や、この系列に属する記憶術本が「第一世代」とすれば、2010年からは世界記憶力選手権で優勝したり、日本国内の記憶力大会で優勝したメモリーアスリートの方々の「第二世代」記憶術本が席巻してきている印象もあります。

しかしながら、こうした現象の裏側には出版事情もありそうです。出版社としては本を売りたいわけですね。ところが記憶術本に関していえば、そのネタはほとんど出尽くしています。

そこで新鮮さを出すために、優れたメモリーアスリートに注目して記憶術本を出しているんじゃないかと思います。

また最初に書きましたが、「記憶術本」といいながら、中身は記憶術でない本も多くなってきています。

この2つの現象は、本が売れにくい出版事情が背景にあるんじゃないかと思います。

記憶術のお宝本はどこにある?

しかしながら現在の出版事情を鑑みると、「記憶術本のタネそのものは、既に出尽くしているんだなあ」ということがわかります。

だからこそ、新規性を出すために、記憶力選手権のチャンピオンにフォーカスしたり、記憶術ではない内容でも「記憶術」という冠を付けて出版しているのでしょう。

で、最近増えてきているメモリーアスリートの方々による「第二世代記憶術」は、「競技を競う記憶術」というのが根底にあって、記憶力大会向けな印象も受けます。

記憶術を活かシーンは人それぞれになりますが、私としては「試験対策」といった実用性を重んじたいところです。もちろんメモリースポーツも有益だと思います。

で、「試験対策」「志望校に合格する」「資格試験に合格」といった記憶術なら、少々古い感じを受けるかもしれませんが「第一世代記憶術」になると思います。

宮口公寿さんの記憶術は少々古い印象を受けるかもしれませんが、試験に合格するための具体的なノウハウが盛り込まれています。
宮口式記憶術【宮口公寿】のレビュー~実際に購入しているのでわかるその凄さ

で、記憶術本のお宝本は古書にあったりもします。第一世代記憶術ですね。

第三世代の記憶術

ところで10年くらい前から「第三世代記憶術」といってよい新しい記憶術も登場しています。

そもそも今までの記憶術は「イメージ型記憶術」だったわけですね。

ところがイメージを使わない斬新な記憶術が10年くらい前から登場しています。それが「ユダヤ式記憶術」です。「第三世代記憶術」です。

ユダヤ式はまったく新しい記憶術です。記憶術2500年の歴史の中でも画期的です。しかも受験や資格試験合格に特化しています。こちらでレビューをしています。ご興味のある方はお読みになってみてください。