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40代でおすすめの資格は何?
40代でおすすめの資格は何でしょうか?
40代で資格を取得する場合、まず実利の期待性・取得の容易性・産業の発展性の3つの側面から検討する必要がありますね。それぞれを具体的にいいますと、
◆実利の期待性
- 転職に役に立つ
- 独立ができる
- 給与アップする
- 副業ができる
- 稼げる・食える
- 人生のやり直しができる資格
◆取得の容易性
- 難関過ぎない資格
- 時間をかけずに取れる(取りやすい)
- 取っておくと役に立つ
- 主婦でも取れる
- 未経験でも取れる
- 独学で取得できる
◆産業の発展性
- 成長産業
- 業務独占資格(その資格が無ければ仕事ができない)
- 求人のある・多い仕事・業種
ということになります。
これらの条件を満たす40代におすすめの資格は、ざっとあげますと次の通りになります。
40代女性の資格取得おすすめ19選
40代の女性または主婦におすすめの資格があります。それは、
- 介護・福祉系
- 事務・販売系
- 健康・サロン・生活系
の3つです。
これら3つは右肩上がりの成長産業というのが最も大きな理由です。成長する業界業種は、求人件数や需要があります。
ですので、これら3業種における「業務独占資格(資格が無ければできない仕事)」を取得することは大変おすすめです。
ちなみにオンライン講座を使った資格の勉強はおすすめですね。
40代50代は通信講座よりもオンライン講座がおすすめ
介護・福祉系資格は成長産業
介護・福祉系は、女性、特に40代50代の安定性や落ち着きさが、仕事に対して存分に発揮されます。
高齢化社会となり高齢者が多くなるため、介護・福祉の仕事への受容は多くなり、右肩上がりの産業です。介護・福祉はこれからもますます伸びる業種ですね。
介護・福祉系は、施設も年々増え、人手も不足していることが報告されています。
⇒高齢者を支える介護人材不足について
賃金や労働環境面においては、改善も必要になりますが、まだまだこれから成長していく産業です。成長産業に対しては、国も力を入れていくのが歴史のパターンですので、今後もますます成長が見込めると思います。
ですので介護・福祉系の資格、しかも「その資格が無ければ仕事ができない」といった国家資格や公的資格を取得していると、大変強みになります。
精神保健介護士
精神保健介護士
国家資格
勉強時間・・・360時間
合格率・・・ 62%
平均年収・・・403万円
受験資格・・・実務経験1~4年など。詳細は公益財団法人 社会福祉振興・試験センター
ケアマネジャー
ケアマネジャー
公的資格
勉強時間・・・200~360時間
合格率・・・10~20%
平均年収・・・年収350万円~400万円
受験資格・・・あり
社会福祉士
社会福祉士
国家資格
勉強時間・・・300時間
合格率・・・ 30%
平均年収・・・315万円
受験資格・・・実務経験1~4年など。詳細は公益財団法人 社会福祉振興・試験センター
保育士
保育士
国家資格
勉強時間・・・100時間~150時間
合格率・・・20%
平均年収・・・315万円
受験資格・・・短大卒以上
介護福祉士
介護福祉士
国家資格
勉強時間・・・180~300時間
合格率・・・71%
平均年収・・・306万円
受験資格・・・3年以上の実務経験。詳細は公益財団法人 社会福祉振興・試験センター
レクリエーション介護士
レクリエーション介護士
民間資格
勉強時間・・・通学2日、通信講座で3ヶ月
平均年収・・・280万円
受験資格・・・なし
事務・販売系の資格も医療・介護が狙い目
事務・販売系の資格も女性や主婦にもおすすめですね。同じ事務でも、医療や介護の業種がおすすめな印象です。
というのも介護・福祉も成長業種ですが、医療もまた伸びているからです。経済産業省の報告にもある通りで、医療業務への需要は年々増え続けています。
⇒右肩上がりの医療業指数
もっとも事務職は人気のある仕事ですね。過去に経験があると活かしやすいと思います。
医療・介護の施設は増える一方ですので、病院施設を支える縁の下の力持ちとしての事務方も求人件数は当然増えていきますね。
求人件数の多い業種における資格取得は、資格を活かせるチャンスも増えますので、おすすめですね。
介護事務
介護事務
民間資格
勉強時間・・・180時間
合格率・・・50%
平均年収・・・330万円
受験資格・・・なし
登録販売者
登録販売者
公的資格
勉強時間・・・400時間
合格率・・・約40~50%
平均年収・・・300万円前後
受験資格・・・なし
調剤薬局事務
調剤薬局事務
民間資格
勉強時間・・・200~300時間
合格率・・・60%
平均年収・・・270~320万円
受験資格・・・講座受講終了者
医療事務
医療事務
民間資格
勉強時間・・・200~300時間
合格率・・・約50%
平均年収・・・289万円
受験資格・・・なし
マイクロソフト オフィス スペシャリスト (MOS)
マイクロソフト オフィス スペシャリスト (MOS)
民間資格(国際資格)
勉強時間・・・40時間
合格率・・・80%
受験資格・・・なし
資格を取っても意味がないと言われる傾向もありますが、きちんとした使い方を知っている人は実は少なかったりします。勉強時間が約40時間ですので、1日1時間勉強しても2ケ月もあれば取得できます。
健康・サロン・生活系の民間資格でサロン経営
健康・サロン・生活系には民間資格が多くなります。取得も簡単ですね。
けれども民間資格だからといって侮れません。なぜなら複合して資格取得すると個人サロンの経営も可能になるからです。
資格は、セールス上、信頼や信用をしていただくための「一定の目安」になります。お客さんに安心していただくための一つの目安ですね。大事なことは、来て頂いたお客さんに満足なサービスを提供することです。
しかし資格がありませんと、そもそもお客さんに信用していただけません。ですので目安となる資格はあったほうが望ましくなりますね。
健康・生活系は、これからますます伸びていく成長産業です。事実、美容・健康の市場はますます伸びています。
⇒年々増加の美容院
⇒美容室の店舗数が初の25万軒超え!従業美容師数は1万人増の53万3814人
コロナの影響もあって、今は伸び悩んでいるかもしれません。が、長い目でみれば成長産業であることは間違いありませんね。
健康・生活系、中でも美容系は女性の独断場にもなる業界です。男性にはなかなか立ち入ることはできません。
女性ならではの仕事ですし、40代に向けた美容系ビジネスも年々増えています。趣味と実益を満たすことができる有望職ですね。主婦もできます。
この業界における資格を持っていると、それだけチャンスも増えます。資格は「無いよりも有ったほうがいい」ですからね。このことは言い切れます。
ちょっと頑張れば取得できる資格が多く、2個、3個、4個と複数を取得するとサイドビジネスの幅や集客もやりやすくなります。
健康・生活・美容系は、幅広く展開もできますので、このジャンルでの資格取得はおすすめです。
食生活アドバイザー
食生活アドバイザー
民間資格
勉強時間・・・60時間
合格率・・・2級:40%、3級:65%
平均年収・・・350万円
受験資格・・・なし
薬膳コーディネーター
薬膳コーディネーター
民間資格
勉強時間・・・120時間(4ケ月)
合格率・・・100%
平均年収・・・約315万円
受験資格・・・なし
パーソナルカラリスト検定
パーソナルカラリスト検定
民間資格
勉強時間・・・30~60時間(3ケ月)
合格率・・・3級:75%、2級:75%、1級:50%
受験資格・・・なし
インテリアコーディネーター
インテリアコーディネーター
民間資格
勉強時間・・・200~300時間
合格率・・・25%
平均年収・・・378万円
受験資格・・・なし
コスメ検定
コスメ検定
民間資格
勉強時間・・・60~90時間(3ケ月)
合格率・・・1級:64%、2級:75%
受験資格・・・なし
ネイリスト技能検定
ネイリスト技能検定
民間資格
勉強時間・・・60~90時間(3ケ月)
合格率・・・3級:90%、2級:40%
受験資格・・・なし
リンパケア検定
リンパケア検定
民間資格
合格ライン・・・70%以上の正答
勉強時間・・・90時間(3ケ月)
平均年収・・・400万円
受験資格・・・なし
アロマテラピー検定
アロマテラピー検定
民間資格
勉強時間・・・15時間
合格率・・・70%~80%
受験資格・・・なし
女性は副業ができる資格もおすすめ
40代の女性の場合は、子育てが一段落あるいは子離れが終わって、自分の時間が出てくる時期になりますね。この時期は自己の可能性へのチャンレジを試みたくなります。
40代の女性におすすめの資格は、
- 副業
- 主婦でもできる
- 未経験からもできる
- 美容系
- 生活系
こうした辺りが狙い目になると思います。現在は「美容系」「生活系」は狙い目になります。副業として自宅でサロンを開いて成功している主婦もいます。
美容系・趣味系は「民間資格」になりますが、使い方次第では富と成功をもたらしますね。
なお主婦の場合は、
- 夫の稼ぎへのプラスアルファー
- 老後の貯え
といったことを満たすことができれば、生活面での安定の実現ができます。ハードルは低くなります。美容系・生活系の資格を取って趣味と実益を兼ねるのもよし、医療系の資格を取って働くのもよしで、選択肢は幅広くあります。
40代50代は通信講座よりもオンライン講座がおすすめ
40代男性向きの資格おすすめ12選
40代の男性におすすめの資格があります。それは、
- 法律・行政系
- 技術系
- メンタル系
の3つです。
男性の場合は「収入」に直結する資格がやはりおすすめです。
収入に直結する資格は、成長産業というよりも昔からある手堅い仕事が多くなります。
しかも「その資格を持っていなければできない仕事」といった業務独占資格が狙い目になります。つまり「国家資格」ですね。
まとめると、
- 難しすぎない国家資格(取りやすい)
- 収入に直結する(稼げる・食える)
- 業務独占資格(独立も可能)
といった国家資格になり、中でも
- 法律・行政系
- 技術系
になります。
これらの業務独占系資格の中には、比較的、取得しやすいライセンスもあります。資格を取得しておきますと、仕事の幅も広がります。取得しやすい国家資格を取るのはおすすめですね。
また「メンタル系」は、最近の成長産業でもあります。日本人の三大疾患は「ガン、心筋梗塞、脳卒中」といわれています。が、最近になって「うつ病」も加わっています。
⇒三大疾患に糖尿病、精神疾患を加えて五大疾患に
職場におけるパワハラなどによって「うつ病」となる人も増加しています。
うつ病になる前にケアをしたり相談を受けることは、これからも増加していきます。メンタル系の資格を取得もさることながら、メンタルに関する知識を持つことも大事ですね。
自らの知見を増やすと同時に、周囲への配慮・ケアのためにもメンタル系の資格の取得は望ましくなります。
また資格試験の勉強では記憶術を併用するのがおすすめです。くわしいことはこちらで書いています。ご興味があればお読みになってみてください。
40代50代の勉強には記憶術がおすすめ!
法律・行政系の国家資格で独占的業務に就く
法律・行政系の資格は「国家資格」が多くなります。中でも不動産関係は有望です。不動産は安定かつ昔からあるビジネスです。資産の中でも最も永続性があります。
したがって不動産業界に身を置くことは、イコール「安定性」につながります。法律が抜本的に改正されない限り不動産と不動産ビジネスは無くなることはありません。
しかも国家資格の中には不動産に関する資格は多くあります。
以下の資格は試験内容も似ている・重なっているのがあります。ダブルライセンス(2つ)、トリプルライセンス(3つ)、クワトロライセンス(4つ)も可能です。
行政書士や社会保険労務士試験は、勉強時間がかなりかかるわりには、試験問題が難しく、合格率も低いため、時間に余裕のある方向けになると思います。
宅地建物取引士(宅建士)
宅地建物取引士(宅建士)
国家資格
勉強時間・・・100~500時間
合格率・・・15~17%
平均年収・・・470万円~626万円
受験資格・・・なし
管理業務主任者
管理業務主任者
国家資格 国土交通省
勉強時間・・・300時間
合格率・・・23%
平均年収・・・300万~500万円
受験資格・・・なし
マンション管理士
マンション管理士
国家資格
勉強時間・・・500時間
合格率・・・7~9%
平均年収・・・400万円
受験資格・・・なし
社会保険労務士(社労士)
社会保険労務士
国家資格
勉強時間・・・1,000時間
合格率・・・5%〜7%
平均年収・・・400~500万円
受験資格・・・3年以上の実務経験。短大卒以上。
試験科目免除の社会保険労務士
合格率・・・10%
免除科目・・・最大4科目(労災法、雇用保険法、徴収法、厚生年金保険法、国民年金法、一般常識から4科目)
実務経験などの一定の条件のある人は試験科目の一部が免除になります。社労士試験は8科目ですので、4科目が免除になると受かりやすくなります。実際、免除者の合格率は10%と高めです。該当する方はおすすめですね。
ファイナンシャルプランナー(FP)
ファイナンシャルプランナー(FP)
国家資格
勉強時間・・・150~300時間
合格率・・・40%
平均年収・・・392万円
受験資格・・・級によって異なる。
行政書士
行政書士
国家資格
勉強時間・・・600~1000時間
合格率・・・ 10%
受験資格・・・なし
平均年収は300~500万円
行政書士も試験科目免除がおすすめです。
技術系の国家資格は安定しているく
技術系の資格は取得しやすい割には仕事も途切れません。安定しています。資格があれば仕事に就けます。老後の仕事としてもやっていけます。
危険物取扱者、第二種電気工事士、二級ボイラー技士の3つの資格は関連性の深い資格です。3つとも取得するトリプル・ライセンスは、有望です。
危険物取扱者
危険物取扱者
国家資格
勉強時間・・・40~60時間
合格率・・・60~70%
平均年収・・・500万~600万
受験資格・・・丙種・乙種なし 甲種あり
第二種電気工事士
第二種電気工事士
国家資格
勉強時間・・・40時間
合格率・・・70%
平均年収・・・450万円
受験資格・・・なし
二級ボイラー技士
二級ボイラー技士
国家資格
勉強時間・・・180時間
合格率・・・50%
平均年収・・・年収400万円前後
受験資格・・・なし
調理師
調理師
国家資格
勉強時間・・・20~40時間
合格率・・・60~70%
平均年収・・・342万円
受験資格・・・2年以上の調理業務経験
メンタル系の資格は有望
あとメンタル系の業種は、これからますます伸びていきますね。カウンセラーも含まれます。
先述の通りで、日本では三大疾患に続いて「うつ病」も国民病になってきています。自分でできるマインドフルネスも広まっていますし、メンタルのケアは大事になってきています。メンタル系の需要は伸びています。
メンタルヘルスマネジメント検定
メンタルヘルスマネジメント検定
公的資格・・・大阪商工会議所・施工会議所
勉強時間・・・120時間
合格率・・・11%~78%(種によって異なる)
受験資格・・・なし
男性は稼ぐ・食べることができる資格がおすすめ
男性の場合は「稼げる資格」「食える資格」が望ましくなりますね。もっとも資格は使い方次第のところがあります。
サラリーマンの場合は、専門的な能力・知識があることを証明できる資格の取得がおすすめですね。なぜなら自分に付加価値を付けて、給与アップを図ることが可能になるからです。
もっともリストラに遭いやすく、実力が大事になることも起きてきていますが、資格の取得は自己投資になりますね。転職、独立、あるいは副業を始めることになった場合も助けとなることも多々あります。
40代男性の場合は給与アップ、転職、独立、副業といった「食べることができる」「稼ぐ」につながる資格が望ましくなりますね。また資格の取得は手っ取り早い方法にもなり得ます。
40代は人生の曲がり角の世代
ところで40代には「人生の曲がり角」「晩年に向けての生き方の始まり」「能力全般の衰え」といったことになりやすい世代ですね。
けれども男性も女性も40才を過ぎてから「何か新しいことをしたくなる」という傾向があります。
少々スピリチュアルな話しになりますが、42才前後は、西洋占星術ではウラヌス・リターン(天皇星回帰)といって、「今までやれてこなかったことを実現する時期」といわれています。
占星術云々を出すまでもなく、統計的にも42才前後は「何か新しく始めてみたい」といった時期になります。
40代に資格を取得して、新しい人生を切り開くことは自然なことですし有益です。資格の取得はおすすめですね。
記憶力の低下には記憶術
なお40代になると、
・記憶力の衰え
・意欲の低下
・時間がない
といったことに直面しやすくなります。
しかし記憶術を使えば、
- 衰えた記憶力をカバーできる
- 資格の取得が楽になる(暗記ができるようになる)
- 人と話をしたときの要点を覚えられる
- 初めて会った人の名前と顔を覚えられる
- 会議で話しをしたことの要点を覚えられる
- 意欲がわいて人生で成功するようになる
といったように仕事に活かすこともできるようになります。メリットがたくさんあります。年齢からくる衰えを、記憶術でカバーすることができます。
⇒40代に最適な脳力アップ型の記憶術
40代の資格取得においては「記憶術を使う」ことは超おすすめです。くわしいことはこちらに書いていますので、ご興味があればぜひお読みになってください。
40代・50代 資格取得の勉強法なら記憶術