記憶力がアップする音楽はクラシックではなく心地よい音楽

モーツァルト

音楽で記憶力がアップする

記憶力がアップする「音楽」があります。音楽を聞くことで、記憶力が良くなる、記憶力が高まることは、昔から言われていますね。

記憶力をアップさせる音楽は、一般的には「クラシックの曲」が良いとされています。中でも古典派時代の楽曲、つまり18世紀~19世紀に作曲された音楽が記憶力アップに効果があるとされています。

モーツァルトの音楽は記憶力を高める

音楽で頭をよくなることは、1993年のネイチャー誌で発表された「モーツァルトのピアノソナタ効果」が、おそらく最初の論文かもしれません。

ウィスコンシン大学で、モーツァルトのピアノソナタを学生聴かせたところ、知能指数が上がったとする研究です。

この実験結果から、古典派時代のクラシック音楽が頭に良い、つまり暗記力のアップに役立つといわれるようになっています。

その後、研究を重ねていったところ、ロマン派の音楽も良いことがわかったといいます。

ここで整理してみましょう。

  • 古典派音楽・・・モーツァルト、ヴェートーベン、バッハ
  • ロマン派音楽・・・ショパン、シューマン、シューベルト、リスト、メンデルスゾーンなど

このようになります。これら古典派またはロマン派時代のクラシック音楽が、記憶力を高める効果があるといいます。

クラシック音楽は本当に記憶力アップに役に立つのか?

しかし、古典派またはロマン派時代のクラシック音楽が、記憶力に良いとするのは、実のところ眉つばものです。

モーツアルトのピアノソナタを聴くことが、知能指数アップに役立つかどうかは人それぞれです。なぜなら音楽には好き好きがあるからです。

現代では、クラシック音楽を聴いて、かえって不快感を憶える人は多くなっています。

クラシックは人工的音楽の面も強い

そもそも古典派やロマン派時代の音楽は、最初のモチーフから発展したメロディは印象的であるものの、その他は一つの「型」に当てはめて形式的・論理的に作られてもいます。

一言でいえば「クラシックは人工的音楽の面も強い」ということですね。「自然に作られた音楽作品ではない」ということです。もっといえば古典派・ロマン派時代の音楽は「不自然」さがあったりします。

このようなロジック的な音楽が、果たして記憶力向上に役立つのか。そもそも論として疑問です。

ウィスコンシン大学における研究で、被験者となった学生そのものが、元からクラシック音楽好きであったか、違和感なく聴けた学生であった可能性もあります。

「クラシック音楽は素晴らしい」とういった思い込み、先入観もあったかもしれませんね。

心地よい音楽が記憶力アップに効果がある

音楽が頭脳に良い影響を及ぼすか否かは、要するに、その音楽を聴いて心身がリラックスするかどうかがポイントになってきます。つまり、その音楽を聴いて落ち着いて気持ち良くなれるか、という点が大切になってくるということです。

クラシック音楽が良いとか、モーツァルトの作品が良いとかではなく、自分が聴いて心地よいかどうかが最も重要になってきます。

音楽を聴いて、気持ち良くなって心身共にリラックスできる、脳波もアルファー派が出るような状態に誘うことができる楽曲が、記憶力のアップに役立つということですね。

クラシック音楽は記憶力アップに役立つとは限らない

ですから、モーツァルト、ヴェートーベンを聴いても全然リラックスできず、むしろ「単調的でつまらない音楽」として、フラストレーションを感じる人は、知能を上げることはできません。むしろ頭の働きが悪くなるという逆の結果を招きます。

モーツァルト、ヴェートーベンが記憶力向上に良いというのは、これらを聴いて「心地よい」と感じる人達です。万人に該当はしません。

むしろ現代のバイノーラルビートを含んだ音楽が、記憶力を高めることや、集中力アップに効果があることが分かっています。

記憶力を良くする音楽とは?

記憶力を高める音楽というのは、

  • 聴いているとリラックスできる
  • 心地よい
  • 温かい気分になれる

といったものがおすすめになってきます。いわゆる「副交感神経」を活性化し、リラックスできる音楽です。脳波でいえばアルファー波が出てくる音楽です。

この3条件にたまたまモーツァルト、ヴェートーベン、ショパン、チャイコフスキーといったクラシック音楽が当てはまっているなら、こうした音楽を聴くのもいいでしょう。

もしも不快感や退屈感があれば、聴くのはやめましょう。かえって脳の働きが悪くなります。

記憶力を悪くする音楽がある

ちなみに、記憶力を悪くする音楽は、

  • イライラする
  • 血気盛んになる(熱くなる)
  • 闘争心が湧いてくる

といったものです。
端的にいえば「交感神経」が活性化される音楽です。脳波でいえばベータ波が活発になるような音楽です。

しかし、リズムのノリがよく、ダンスミュージックやテクノ系には、ワンパターンなリズムの繰り返しによって、変性意識の状態となり、脳波が瞑想状態になるものがあります。

結局、自分の判断や感じ方で「気持ち良い」と思える音楽が記憶力アップには役立つということです。

おすすめの音楽

最近では音楽のジャンルも多様化してきています。ですので、なかなかリラックスできる音楽を見つけ出しにくいこともあります。

一つの目安としては、

このような「ゆるい」感じの音楽は、多くの方がリラックス感が得られます。自然の音がCDになったものもあります。小川のせせらぎとか、鳥のさえずりは、深いリラックス感が得られます。

こうしたジャンルを一つの目安として、チョイスしてみるのもいいでしょう。ヘミシンクメタミュージックは、脳機能が向上するような音響的な仕掛けがほどこしてありますので、おすすめです。

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まとめ

ちなみに本当のことをいえば、クラシック音楽は、実はそれほどリラックス感は得られません。クラシック音楽でリラックス感が得られるのは少数派になります。クラシック音楽よりも、ヒーリング・ミュージックなどのほうが、リラックス感が得られて、頭脳の状態も良くなります。

ぜひとも音楽も使用して、気持ち良くなってリラックスもしながら、記憶力をアップしてみてください。

このように記憶力をアップさせる音楽を聴いて、頭をクリヤーにした状態で、勉強術や脳トレ、記憶術を活用すると、より効果が得られるようになります。

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