記憶術の種類

変換記憶術とは

記憶術のテクニックの一つに変換記憶術という方法があります。
ところで変換記憶術とは文字通り、暗記する事項や対象を何かに変換して記憶する方法になります。
別名「変換記憶法」とも呼ばれます。

 

場所法と対になる記憶術の方法になり、場所法とはまた違ったテクニックになります。といいますか、場所法のさらなる記憶技術といえるかもしれません。

 

この変換記憶術は、歴史的に見ればすでに古代ギリシアの時代にメトロドロスが使用していたとされています。メトロドロスは緻密な変換法を使っていたであることが「ヘレンニウスへ」に記載されています。しかし実際、どういった変換記憶術を使用していたかは不明です。

 

また中世の頃、ポンコンパーニョが「想像上のアルファベット」としてシンプルな変換表を用いて変換記憶術を使用しています。

 

変換法記憶術が盛んになるのは、17世紀のウィンケルマンの時代からです。
ウィンケルマンは数字変換法を世界初作り出した人になります。
またライプニッツも変換記憶術を研究していました。

 

さらには、リチャード・グレーが文字変換法を考え出します。
こうして変換記憶術のやり方や種類も多くなり、現代でも新しい変換記憶術は開発されています。
現代では、もっと工夫が凝らされた変換記憶術が開発されています。

 

変換記憶術の主なテクニック

変換記憶術を使いこなすためには、具体的にいって、4種類のノウハウがあります。これら4つの暗記テクニックを使えるようになると、変換記憶術を使用できるようになるでしょう。

 

では、4つのノウハウとな何でしょうか。
それは、置換法、分解法、具体的変換法、外連想法になります。

 

置換法

置換法は、暗記すべき対象を、簡単な物事に置き換える記憶術のテクニックになります。
また置換法は変換記憶術でも最も重要かつ根源的なテクニックになります。
変換の仕方そものものが重要になってもきます。
この置換の仕方は、数多くあります。

 

たとえば、五十音、自分で作った一覧表、場所、部屋、あるいは数字といったものになります。
歴史的にも、メトロドロス、ポンコンパーニョ、ウィンケルマンが開発しています。
数字、文字、あるいは何らかのものに置換することで、暗記の手助けをしていきます。

 

記憶力世界選手権の出場する方やチャンピオンらは、独自の変換方式を開発したりして、効率の良い記憶を計るくらいです(たとえばこの人のような独自の数字暗記変換法もあります)。置換法は、変換記憶術の核となり、憶えにくい物事を何かに置き換える重要なテクニックになります。

 

具体的変換法も置換法の一つになります。
あまり難しく考えずに、自分が暗記しやすいように置き換えていくことが実際的です。

 

分解法

分解法とは、暗記すべき対象が長い文章であるとか、一度に記憶することが難しそうな場合使用するテクニックです。暗記する対象を文字通り分解していきます。

 

分解法記憶術を活用できるシーンは、法令分のように文章を丸ごと暗記する必要のある場合です。
法律の条文を丸暗記する際、分解法で分解すると暗記の手助けになります。
たとえばこちらの方法も該当するかと思われます。

 

ですので、法律系資格試験には、分解法の記憶テクニックは有効でありましょう。
また抽象的で分かりにくい文章や言葉を暗記する際も分解法の記憶術が役立ちます。

 

具体的変換法

具体的変換法は抽象的な物事や、目に見えないものを暗記する場合に使用する記憶術のテクニックです。

 

通常、抽象性のあるものや、目に見えないものは、イメージが難しいものです。

 

ですが、これらを視覚化させる方法が「具体的変換法」です。
この方法は文字通り、物事を具体的なものに置き換えます。

 

逆にいえば、具体的な物事に置き換えることで、抽象的なことを暗記しやすくなるというわけです。
具体的変換法は、頻繁に使用する記憶術のテクニックになります。

 

外連想法

外連想法とは、2つの暗記対象を結びつけて、一方を思い出すことで、憶えるべき対象を思い出す高度な記憶術です。

 

外連想法は実は高度な記憶術になります。
レベルの高い記憶術で、基本的な記憶術の使い方ができていないと使えません。

 

 

このように変換記憶術とは、暗記する対象を何かに置き換えて憶えていく記憶術です。
置換法、分解法、具体的変換法、外連想法の記憶のテクニックが使えるようになると、変換法も使いこなせるようになるでしょう。

 

ですが、変換記憶術も基本は同じです。
基礎結合法連想結合法がマスターできていることが前提です。

 

記憶術の基本ができていれば、高度な記憶術を使用することもできますね。

 

◎おすすめの記憶術
 1.ユダヤ式記憶術
 2.東大記憶法