記憶術は右脳と左脳の両方を使って暗記する方法

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記憶術は右脳と左脳の両方を使った暗記の技術

記憶術を端的にいいますと右脳を使った「暗記の技術」といえます。 実際、記憶術では一般的に左脳ではなく右脳を用いて記憶を行います。

とはいっても、厳密にいえば、

  • 左脳・・・情報を分析し、記憶術で覚えられるように下準備をする
  • 右脳・・・イメージで覚える

となり、左脳も使っていきます。
うわば「右脳と左脳のコラボレーション」ともいえます。

とはいっても、実際に記憶術として覚える場合は「右脳」が主体になります。右脳は、感覚、イメージのはたらきをすることが多く、文字や観念、概念等を扱うには不向きだといわれています。

記憶術は、感覚・イメージを使って覚えていく暗記の技術になります。

右脳の性質を利用して覚える記憶術

記憶術の多くは、言葉・観念・概念を、右脳でイメージに変換して感覚的に覚えていきます。言葉・観念・概念といった知識は、多くは、左脳で「言語的」に覚えていこうとします。

けれども記憶術では「イメージや感覚」で覚えようとします。

しかし言葉・観念・概念は「イメージや感覚」ではありませんので、イメージや感覚に置き換えてから、右脳で覚えようとするのが記憶術です。

で、これが記憶術の真骨頂だったりします。

実際、右脳を使った「場所法」では、スピーディに覚えることができます。また一度、覚えたことは長期記憶になって、なかなか忘れないという特徴もあります。
記憶術の場所法で長期記憶ができる仕組み

記憶術はマジックのようなテクニックともいわれます。そのため怪しまれることも多いのですが、しかし決して魔術や手品の類ではありません。

右脳は、イメージや感覚を覚えることに長けていて、その性質を活かした「記憶のテクニック」「システム」が記憶術ということですね。

何故イメージ・映像は覚えやすいのか?

記憶術の多くは、右脳を使って覚えようとします。つまり、イメージや感覚で覚えるということですね。

では、何故イメージは覚えやすいのでしょうか?それは「そういう風にできているから」としか言いようがありません^^;

もっとも、イメージ化することが苦手で、「イメージで覚えるのが苦手」と思っている人がいるかもしれませんが、意図的に「イメージにする」ことが苦手であっても、イメージのほうが、人は覚えているんですね。

実際、多くの人は文字で暗記するよりも、イメージ化したほうが記憶しやすいことがわかっています。

文字は、人工的に記号化されたものです。しかし映像はリアルなものです。人は記号化されたり抽象化されたものよりも、リアルなものを覚えやすい傾向があります。

マンガはよく覚えている

一番わかりやすいのは「マンガ」ですね。小説よりも、マンガのほうが、細かいところまで覚えています。

またマンガを読むほうが好まれます。多くの人は、文字だらけの小説を読むのは億劫でも、絵やイラストの多い絵本や漫画は楽しく読めてしまいます。

このことは、人は記号化された文字よりも、リアルな映像や絵のほうが覚えやすく、興味も持ちやすいということの表れです。証になっていますね。

人は、右脳的な情報のほうが覚えやすく、興味も持ちやすい、楽しさを感じるように出来ています。

で、これを使ったのが「記憶術」ということになるわけですね。その記憶術の元祖は「場所法」になります。

記憶術・場所法のやり方を図でわかりやすく解説

左脳を使って覚える記憶術

では、記憶術のすべてが「右脳的」なのかといえば、実は違います。

たとえば「語呂合わせ」。
語呂合わせは、誰もが知っている記憶術です。言葉をリズムに乗せて、覚えやすくするシンプルなテクニックですね。素朴な暗記術ともいえます。
語呂合わせ記憶術~誰もが使える暗記方法

たとえば「いいくに(1192)作ろう鎌倉幕府」です。言葉をリズム化して覚えるシンプルなやり方ですね。誰もが使ったことがあることでしょう。とても有名です。

「語呂合わせ」は音韻やリズムを使って暗記するテクニックで、言語的な暗記方法です。いわば「左脳的」。

イメージを使った記憶術のシステムからみれば、「語呂合わせ」は初歩的なやり方だったりします。

実際、語呂合わせは、単発の暗記はできます。けれども、文章や体系、複数の物事を覚えることは苦手かできません。

その点、イメージを使う記憶術は、複雑な体系や複数の物事を覚えることができます。

もっとも、イメージを使わなくても、つまり、左脳的であっても、複雑なことを覚えることができる記憶術もあります。それが「ユダヤ式記憶術」ですね。

画期的な「左脳型記憶術」ともいえます。こちらでレビューしていますので、興味のある方はお読みになってみてください。

左脳・右脳の特徴を利用するのが記憶術

記憶術は、記憶の特質を活かした「暗記のテクニック」になります。文字として覚えるのではなく、暗記したいことをイメージ・感覚に置き換えて覚える方法なわけですね。

が、実際は左脳と右脳の両方を使って覚えるわけですね。

最初に書いた通りで、

  • 左脳・・・情報を分析し、記憶術で覚えられるように下準備をする
  • 右脳・・・イメージで覚える

これです。左脳と右脳に役割分担を設けて、文字・言葉・概念といった知識を、イメージに置き換えて覚える技術が「記憶術」です。

人間は、映像で見た物事は記憶に残ります。何年経っても覚えていることも多かったりします。意外な光景ほど覚えています。例えば「イヌが逆立ちして歩いている」光景を見れば、半永久的に忘れることはないでしょう。

記憶術は、映像の記憶を長期に覚えていられるといった脳の特質を活用した「記憶のテクニック」ですね。

記憶術は訓練やトレーニングで誰でも使うことができるようになります。

また高校や大学の受験、資格試験に役立ちます。このことは実際に使った人ならば誰もが体感していることですね。

おすすめの記憶術はこちらになります。
⇒右脳型記憶術なら「宮口式」
⇒左脳型記憶術なら「ユダヤ式」